目次
ASO対策の具体的な取り組み
2つのストアで取り組むべきASO対策は異なる?
ASO対策の具体的な取り組み
ASO対策では、どのような取り組みが必要になるのでしょうか。ここでは、ASO対策の具体的な取り組みを紹介します。
アプリタイトルにキーワードを入れる
アプリのタイトルには、キーワードを入れるようにします。
検索ランキングで上位に入るために、キーワードの選定は重要です。検索されやすいワードや、アプリの特徴を表すようなワードを選ぶようにしましょう。Google キーワードプランナーなど、専用ツールを利用するのもおすすめです。
キーワードが選べたら、なるべくタイトルの左端にキーワードを入れます。なぜなら、検索エンジン内の評価では、キーワードが左にあること、つまりタイトルの最初にキーワードがあることが重視されるためです。
最適なキーワードを選定し、タイトルに入れ込みましょう。
アプリのレビュー数を増やす
アプリのレビュー数を増やすための施策を行います。
レビューの点数はそのアプリの質を表すものであり、検索ランキングでの表示にも影響します。もちろん、レビューの点数や内容を操作することはできません。
ASO対策で行うのは、ユーザーをレビューへと誘導し、レビュー数を増やすことです。ユーザーがアプリを使用中にレビューを依頼し、高い評価を付けてもらうことで、レビュー数を蓄積していきます。
また、受け取ったレビューに対して返信することも大切です。高評価だけでなく、低い評価に対してもしっかり返信しましょう。
アプリの利用率(継続率)を高める
アプリの利用率(継続率)を高めるための施策も必要です。
アプリの利用率や継続率も、検索ランキングでの上位表示に関係します。アプリをダウンロードしてもらった後のことも考えなければなりません。
利用率・継続率を高めるためには、スモールキーワードを使うことが効果的です。スモールキーワードとは、競合が少ないニッチなキーワードや複数の単語を組み合わせたキーワードを指します。
ニーズを絞ることで、ダウンロード後の利用率や継続率を向上させられます。
アプリのダウンロード数を増やす
アプリのダウンロード数を増やしましょう。
検索ランキングのアルゴリズムでは、アプリの検索数やレビュー数だけでなく、ダウンロード数も考慮されます。また、検索数に対するダウンロード数の割合(コンバージョン率)が高いことも重要です。
アプリのダウンロード数を増やすことはASO対策の1番の目的ですが、反対にダウンロード数が増えれば、より検索上位へのアプリ表示が可能になります。
検索エンジンでアプリに対する言及を増やす
検索エンジンでアプリに対する言及を増やします。
アプリストアのGoogleplayでは、検索エンジンGoogleにおけるアプリの露出度も大切になります。つまり、Google上のWebページでどれほどアプリのことが言及されているのかが、検索ランキングでの上位表示に関わってくるのです。
特に信用度の高いWebページでの言及が多いことが重要になります。
アプリの内容を投影したアイコンを設定する
アプリのアイコンには、アプリの内容が分かるものを設定します。
アプリのアイコンは検索時にはもちろん、ダウンロード後にもユーザーが目にするものであるため、アプリの内容が一目で認識できるようなアイコンにすることが大切です。また、小さくても分かりやすいよう、アイコンのデザインはシンプルにしましょう。
また、アプリのアイコンは、オリジナル性と競合アプリとの共通性の両方を考慮して作成します。アイコンの設定は時間をかけて慎重に行うべきです。
ディープリンクを設置する
ディープリンクを設置することで、インストール数の増加を図ります。
ディープリンクとは、Webサイトやアプリ内からアプリの特定コンテンツにユーザーを直接移動させるリンクのことです。ディープリンクを設置すれば、Webサイトやアプリ内からホーム画面に戻ることなく、アプリへと移行させられます。
ディープリンクによりユーザーを移行させることで、アプリのダウンロード数の増加、そして検索ランキングの上昇が可能になります。
説明文にキーワードを入れる
キーワードはアプリのタイトルだけでなく、説明文にも入れましょう。
タイトルに入れたキーワードを説明文にも入れることで、検索ランキングでの上位表示が図れます。しかし、キーワードを闇雲に入れていては逆効果になりかねません。アプリの内容がしっかり伝わるように説明文を作成し、不自然にならない程度にキーワードを盛り込みましょう。
App StoreやGoogle Playでは、過度にキーワードを使用しないよう注意喚起しているため、キーワードの乱用には注意してください。
スクリーンショットも設置する
アプリの内容がより伝わるよう、スクリーンショットを設置しましょう。
スクリーンショットは説明文とは異なり、視覚的にアプリの内容を把握してもらえるため、ダウンロード数増加に効果的です。ユーザーのニーズに対してアプリがどのように答えているのか、アプリの強みは何なのかが伝わるよう、スクリーンショットを設置することが大切です。
2つのストアで取り組むべきASO対策は異なる?
アプリストアのApp StoreとGoogle Playでは、それぞれ別の対策を行わなければなりません。なぜなら、2つはアプリストア内では機能が異なるためです。
AppstoreとGoogleplayで異なる点は、以下の通りです。
● アプリのタイトルの文字数
● キーワードの登録可否
● 詳細ページのファーストビューの閲覧範囲
● 検索結果のファーストビューの閲覧範囲
● アイコン・スクリーンショットのサイズや数
● レビューの表示
アプリタイトルの文字数は、App Storeで30文字以内、Google Playでは50文字以内と決められています。また、App Storeではキーワードをメタデータとして登録できます。よって、説明文内のキーワードは検索結果には反映されません。
一方、Google Playにはキーワード登録の機能はありませんが、説明文内の使用頻度の高いキーワードを基に検索ランキングが決められます。
Google PlayではA/Bテストが可能なため、試しにGoogle Playでテストを行い、テスト結果をApp Storeでも反映させるという流れが多く見られます。