目次
画像広告・キャンペーン広告・YouTubeショートの広告
YouTube広告の料金・費用
画像広告・キャンペーン広告・YouTubeショートの広告
YouTube広告には、通常の動画広告だけでなく、画像広告やキャンペーン広告、YouTubeショートという短い尺の動画広告もあります。詳しい内容を確認していきましょう。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告は、YouTube広告の中で唯一、静止画やテキストでの広告配信が可能な広告です。表示される場所は、YouTube動画の再生画面の下部20%です。
オーバーレイ広告はパソコンのみに対応しており、サイズは「468×60ピクセル」または「728×90ピクセル」になっています。
オーバーレイ広告は、ユーザーが動画を視聴している最中に表示されます。あまり邪魔にならない場所に表示され、ユーザーが自ら広告を消すことができるため、ユーザーはあまりストレスを感じません。ですので、悪い印象を持ちづらい広告の形式とも言えます。
広告出稿側のメリットとしては、動画の広告を作らなくても良いため、予算や時間をかけずに、手軽にYouTube広告を利用できる点です。より多くのユーザーに広告を届けたい場合に適しています。
動画アクションキャンペーン
動画アクション キャンペーンは、一つの自動キャンペーンを使用してYouTubeとそれ以外のさまざまな場所に動画広告を配信できるサービスです。
動画によってビジネスやサービス、商品のコンバージョンを促進することができるため、費用対効果の高い方法といわれています。またキャンペーンの規模を拡大したいときにも最適です。
具体的には、YouTubeホームフィード、YouTube 動画再生ページ、Google動画パートナーなどの広告枠を併用することができます。
YouTubeショートの動画広告
YouTubeショートとは、2020年9月に提供が開始された、最長60秒の動画群のことです。2022年5月からYouTubeショートの枠の中でも広告配信ができるようになりました。ユーザーがショート動画をスクロールしていると広告動画が現れ、自動再生される仕組みです。この仕組みにより、多くのユーザーにアプローチすることができます。
出稿方法はほかのYouTube動画広告と同様です。ただし、YouTubeショートの広告はパソコンでは表示されず、モバイルのみの配信となります。また、2023年2月時点では、YouTubeショート単体の配信を選択することはできません。
YouTube広告の料金・費用
ここまでYouTube広告の形式をご紹介してきましたが、実際の料金体系が気になる方も多いでしょう。そこで、費用や課金の形態について概要をご紹介します。
まず、課金方法は、広告フォーマットの種類によって異なります。課金形態は次の種類があります。
● CPV(Cost Per View):広告視聴1回当たりに発生するコスト
● CPM(Cost Per Mille):広告が表示されるたびに発生するコスト
● CPC(Cost Per Click):広告がクリックされるたびに発生するコスト
● CPD(Cost Per Day):広告出稿した日数単位で課金される方式
● CPH(Cost Per Hour):広告出稿した時間単位で課金される方式
この他にも、「目標コンバージョン単価」といったコンバージョン単価が目標数字に合うように、入札価格を自動調整する形態もあります。
先ほどご紹介したYouTube広告の種類ごとの課金形態を確認していきましょう。
スキップ可能なインストリーム広告はCPV
スキップ可能なインストリーム広告の課金形態は「CPV」です。
● ユーザーが動画を30秒以上視聴した場合
● 30秒以内の動画を最後まで視聴した場合
● 動画が再生されている30秒以内に動画内のどこかをクリックされなかった場合
上記のいずれかに該当すると、1回視聴されたと判断され、1回分の料金が発生します。
スキップ不可のインストリーム広告はCPM
スキップ不可のインストリーム広告の課金形態は「CPM」です。広告の表示回数に基づいて課金されます。
インフィード動画広告はCPC
インフィード動画広告の課金形態は「CPC」です。ユーザーが広告サムネイルをクリックして広告を視聴した場合にのみ課金されます。
なお、以前はマストヘッド広告でCPDが採用されていましたが、2023年2月現在はCPMやCPH(Cost Per Hour)などに変わっています。