どこまで適応できるかを検討した上で判断を

こうしたことを考えると、単にコスト面だけを見て「合理的」と判断してしまうのはあまりに危険と言える。そもそも「風呂なし物件」が「人気」といっても、そのような物件の建築需要が伸びているわけではない。多くの人にとって「風呂なし物件」は選択肢にもならないのが普通で、さまざまなリスクがあることを忘れてはならない。

それでも、自らの生活に支障が出ないほどリスクを低減できるなら、「風呂なし物件」のメリットを生かしたライフスタイルを楽しめる可能性が高まる。まずは、風呂もシャワーもない生活にどこまで適応できるのかをしっかり検討した上で決めるべきだろう。