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九度山の魅力4:女人高野の慈尊院
九度山の魅力5:丹生官省符神社

九度山の魅力4:女人高野の慈尊院

根強い人気の誇る真田幸村ゆかりの九度山と高野山参詣の拠点だった高野口の見どころを紹介します!
(画像=『たびこふれ』より引用)

九度山の中心から少し離れたところ西に10分くらい歩いたところに慈尊院があります。ここは高野街道を使ってこの地に来た人が、いよいよ高野山への山に登る(町石道:ちょういしみち)ための登山口の所にあり、空海が高野山の表玄関として伽藍を創建し、寺務所(政所)を置いたのが始まりです。

また明治時代まで高野山は女人禁制だったこともあり慈尊院は女人高野と言われています。空海が開いた高野山を一目見ようと、空海の母親が着ましたが、母と言えども高野山に入れなかったので、慈尊院にとどまりました。それを知った空海がひと月に9度、高野山から町石道を下って母に会っていたという伝承から、九度山という地域名となったそうです。

根強い人気の誇る真田幸村ゆかりの九度山と高野山参詣の拠点だった高野口の見どころを紹介します!
(画像=『たびこふれ』より引用)

女人高野の関係で、女性に優しい場所とということで、子宝や安産祈願の寺院として女性がの参拝が多いです。また「乳房型絵馬」というのがあり、このことから最近では乳がん、子宮がんの予防・完治の願いのために訪れる人が後を絶ちません。そのほか境内には高野山の案内犬として活躍したゴンの像があります。

九度山の魅力5:丹生官省符神社

根強い人気の誇る真田幸村ゆかりの九度山と高野山参詣の拠点だった高野口の見どころを紹介します!
(画像=『たびこふれ』より引用)

慈尊院の境内からのぼり階段が続いた上にあるのが、丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)があります。この神社創建の由来は、空海が真言密教の道場の拠点を探していたとき、猟師姿をした狩場明神(高野御子大神)が、空海に高野山の存在を教えるために、白と黒の二匹の犬に導かせたという伝承があります。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

空海が嵯峨天皇から高野山の地を賜る際、入口に丹生高野明神社として祀り神社が創建されました。同時に階段の下に慈尊院を立てています。神社の本殿3棟、宮殿4棟、棟札 2枚は1965年に国の重要文化財に指定されています。