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九度山の魅力8:高野山参詣大橋(九度山橋)
九度山の魅力9:高野口駅前の旧葛城館

九度山の魅力8:高野山参詣大橋(九度山橋)

根強い人気の誇る真田幸村ゆかりの九度山と高野山参詣の拠点だった高野口の見どころを紹介します!
(画像=『たびこふれ』より引用)

九度山の北を流れる紀の川には橋がかけられています。九度山橋という橋ですが、別名高野山参詣大橋という名前がついています。これは南海電車ができる前、かつて旧国鉄の高野口駅から高野山参詣のために歩いていたときにこの橋を渡ったからです。

根強い人気の誇る真田幸村ゆかりの九度山と高野山参詣の拠点だった高野口の見どころを紹介します!
(画像=『たびこふれ』より引用)

橋があるのは、九度山の中心部で主に真田関係のスポットが多い東側と、道の駅や慈尊院がある西側とを区切っている丹生川の合流点のすぐ東側に架かっています。そのため橋に入る前は合流点も見えますが、歩道は合流点とは反対の東側しかなく、橋からは見えませんでした。

その代わり橋の上から流れる紀の川の様子を意味ていると、かつて多くの人が高野山を目指す時にこの後から続く山道のことをあれこれ考えながら登ったのだろうとの想像が掻き立てられます。

九度山の魅力9:高野口駅前の旧葛城館

根強い人気の誇る真田幸村ゆかりの九度山と高野山参詣の拠点だった高野口の見どころを紹介します!
(画像=『たびこふれ』より引用)

高野山参詣大橋から北方向、高野口駅を目指して行きます。かつての高野山参詣の表参道だった余韻が残り、黄な粉団子が名物の浪花堂などの老舗の和菓子店の姿があります。やがてJRの線路が見えたときにひときわ大きな木造三階の建物旧葛城館が見えてきます。

根強い人気の誇る真田幸村ゆかりの九度山と高野山参詣の拠点だった高野口の見どころを紹介します!
(画像=『たびこふれ』より引用)

旧葛城館は明治時代後期ごろに建てられた旅館の後で、かつて高野口駅(当初は名倉駅)が高野山の参詣ルートの拠点だったことから多くの旅館が作られたうちのひとつです。大正14年に南海鉄道(現:南海電鉄)の高野山下駅ができてからは参拝拠点としての役割は終わりましたが、旧葛城館は平成時代初期まで宴会場として使われていたそうです。

休業後に登録有形文化財に登録され、保存修理が行われています。高野口駅もかつての参拝客を出迎えていた名残が残っており、旧葛城館と共に一度は見ておく価値の高い場所です。