2022年11月1日(火)に開園したジブリパーク。「ジブリ」と名前がついているため、「スタジオジブリが運営するのでは?」と思う人も多いだろうが、実態は少し違う。今回は、ジブリパークの運営会社について説明する。

ジブリパークの管理運営会社は「株式会社ジブリパーク」

ジブリパークの管理運営会社は、施設名そのまま「株式会社ジブリパーク」となっている。株式会社ジブリパークの主な事業内容は、愛知県「愛・地球博記念公園」内にある、公園施設「ジブリパーク」の管理運営および「ジブリパーク」関連グッズの製造・販売、「ジブリパーク」展示物等の企画・製作・請負、レストラン・カフェの運営だ。

会社名から、株式会社ジブリパークはスタジオジブリが単独で運営しているように感じるが、代表者の大島宇一郎氏は中日新聞社の社長であり、スタジオジブリ出身者ではない。株式会社ジブリパークの運営は、スタジオジブリだけでなく、愛知県の関係者も大きく関わっている。

ジブリパークは「愛・地球博記念公園」の中に整備するため、愛知県と中日新聞社、スタジオジブリの三者が連携して運営している。ジブリパークの基本構想は、公園を整備しながらテーマパークの要素も取り入れる方向で進められ、スタジオジブリの描くアニメの世界観を追体験できる趣向だ。

ジブリの世界を存分に楽しもう

ジブリパークは全5エリア。2022年11月1日に利用できるエリアは「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアだ。2023年には残りの「もののけの里」「魔女の谷」がオープン予定である。

エントランスに入ってすぐの「青春の丘」エリアでは、『耳をすませば』『猫の恩返し』『ハウルの動く城』など青春をテーマにした作品の世界観を堪能できる。

「ジブリの大倉庫」は、三鷹の森ジブリ美術館の約3倍もの広さがある屋内施設で、まさに大倉庫を彷彿とさせる内装だ。このエリアでは、主に『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『借りぐらしのアリエッティ』の世界に浸れる展示物が多い。

「どんどこ森」エリアは、「サツキとメイの家」や自然豊かなエリアで、『となりのトトロ』をイメージさせる。このエリアは、子どもたちがのびのびと遊べるように工夫されているため、サツキとメイの気分を存分に味わえるだろう。

ジブリファンもそうでない人も楽しめるジブリパーク、レジャーシーズンにぜひ出かけてみてはどうだろうか。

文・MONEY TIMES編集部

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