◼ 実際に作っていく!!

パッケージ裏に作り方が書いてありますが、電子レンジを使うのでもなく、お湯を注ぐでもなく……嘘みたいだろ……本当にそのまま鍋に「ドボン」のようです。

どうなってんだ!?謎技術「お水がいらない ラーメン横綱」ってどんなの?実際に作ってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

袋から取り出してみると、麺や具材などが「すべて一体化」。内容量は465g。内めんは160g。熱量は451kcalです。

仕組みとしては、ストレートのスープが凍っていて、その上に麺、具材が重なっているという「3層構造」。

つまり「すべて一体化したラーメン」を、火にかけて「スープ」「具材」「麺」などを溶かして作るから「水で希釈する必要がない」=「水がいらない」ということのよう。当然ながら、別途粉末状のスープ等は一切ついていません。入っているのはこれだけ、潔すぎ。

どうなってんだ!?謎技術「お水がいらない ラーメン横綱」ってどんなの?実際に作ってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

理屈はわかりましたが、実際やってみないとわかりません。まずこの「すべて一体化したラーメン」を鍋に入れ、火をかけていきます。この工程は初めて過ぎて、不安要素しかない。

どうなってんだ!?謎技術「お水がいらない ラーメン横綱」ってどんなの?実際に作ってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

しばらくすると、湯気が出てきて「ジュウジュウ」と音がする。これが「焦げている?」のではないか、と心配になりました。しかし、すぐに「すべて一体化したラーメン」が溶け出し……徐々にラーメンらしくなってきました。

どうなってんだ!?謎技術「お水がいらない ラーメン横綱」ってどんなの?実際に作ってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

溶ける間ずっとみていましたが、何とも不思議な工程。そうこうしているうちに「完成」。

どうなってんだ!?謎技術「お水がいらない ラーメン横綱」ってどんなの?実際に作ってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

■ 食べてみた

肝心の「九条ネギ」は一応あるにはあるけど、ファンとしては物足りないところ。別に用意しておいた分を好みで追加してみました。

入っているチャーシューもチェックすべく箸でつまむと、こちらは本家とおなじく薄切りタイプ。ただサイズ感は、本家よりもやや小さめ。それが2~3枚入っていました。

どうなってんだ!?謎技術「お水がいらない ラーメン横綱」ってどんなの?実際に作ってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

では実際に食べていきます。少しコショウをトッピングして実食。

どうなってんだ!?謎技術「お水がいらない ラーメン横綱」ってどんなの?実際に作ってみた
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

うん、スープはまさに「ラーメン横綱」そのものです。麺も、普通の乾燥麺に比べ弾力があって美味しい。ただ、残念なのは、やはり九条ネギが足りないという点と、チャーシューをもう少し食べたい。つまり、全体的にボリュームが少ないというのが素直な感想です。

そういう欲求が湧いてくるのですが、インスタントでここまで再現できるというのは、素晴らしいとしか言いようがありません。

他社から発売されているカップラーメン版「ラーメン横綱」もありますが、味と再現性は「お水がいらない ラーメン横綱」の方。カップ麺と冷凍食品という差や価格差もあるので比べるのはどうか……とも思ったのですが、「味と再現性」だけでここは比較させてください。

今回は「コンビニ」で発見しましたが、オンラインでも販売している模様。ということで、「お水がいらない ラーメン横綱」、お店で見つけたらチャンス!寄り切って勝ち越し決めちゃってください!(横綱なだけに)

<参考>
キンレイ株式会社「お水がいらない ラーメン横綱」
キンレイ株式会社プレスリリース(2014年2月10日発表 / 2018年3月26日発表)

(たまちゃん)

提供元・おたくま経済新聞

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