クーラーボックスで保冷して持ち帰る
締めたあとはクーラーボックスに入れて魚体を冷やしましょう。その際は、クーラーボックスの中に海水(淡水魚は真水)と氷を混ぜた氷水を作ります。これにより短時間で魚を冷やすことができます。
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帰りは袋に入れる
そのまま氷水に入れておくと身が水を吸ったり、氷に直接魚が触れることで氷焼け(冷やし過ぎて身が白くなり傷んだ状態)という状態になり、かえって魚を痛めてしまうことにもなります。しばらく魚体を冷やした後か、釣行後の帰る前でもいいので、タオルなどで水気を拭いて袋などに入れるのがおすすめです。
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クーラーボックスのサイズ
クーラーボックスのサイズの目安についても簡単に紹介します。
20L未満のサイズ
ライトフィッシングに最適な容量で、アジやイワシ、カサゴなどの小型魚を釣るときに最適です。
20~40L未満のサイズ
船での中型魚狙いや数釣りが期待できる場合に有効な容量で、タイや中型の青物まで魚体を折らずに収納できます。
40L以上のサイズ
船での沖釣りやジギングなど大型魚を狙う場合に必要なサイズです。狙う魚のサイズに合わせて内寸が足りるクーラーボックスを選ぶといいでしょう。
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クーラーバッグでの保冷法
クーラーボックスが無い場合は、ソフトタイプのクーラーバックで代用できます。クーラーボックスよりも保冷効果は劣るので、クーラーバックの中に発泡クーラーボックスを入れたり、通常よりも多い保冷材を使うと魚の劣化を抑えられます。
持ち帰ってからの下処理
魚釣りは波止場でも船でも思った以上に疲れます。家に帰ったらお風呂に入ってお酒飲んで寝たくなりますが、忘れてはいけない下処理があります。これをやるのとやらないとでは後々魚の味が大きく変わります。
鱗を取る
最初にするのはまず魚の表面の汚れを洗い、鱗をとります。包丁の裏側でも取れますが専用の鱗とりやペットボトルのキャップなどでも簡単に落とせます。
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内臓とエラを取る
鱗を取ったら、魚のエラを取り、内臓を傷つけないように頭を落とします。魚のエラ下部分から肛門部分までまっすぐに切り、腹を開いて内臓を掻き出します。そうすると背骨が見えてきますが、その横下に血合いといわれる血の塊があります。これをナイフで傷つけブラシ等できれいに洗い落とすと最低限の下処理は終わりです。冷蔵庫で保存する場合は、魚体から水分をしっかり拭き取ってから、空気になるべく触れないように保存しましょう。
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<TSURINEWS編集部>
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