目次
Webサイトの平均遷移率は?
Webサイトの遷移はなぜ重要なのか?
コンバージョンさせるページに遷移させないと売上が上がらないため
遷移率(回遊率)が高いとSEOで評価されるため

Webサイトの平均遷移率は?

Webサイトの平均遷移率は、業界や扱う商材、サイトの種類などによって大きく異なります。

業界別のおおよその直帰率(1ページのみのセッション)としては、下記の表が目安になるでしょう。

業界平均的な直帰率
不動産44.50%
ショッピング45.68%
金融51.71%
IT関連・サービス62.24%
飲食65.62%

参考:Bounce Rate Benchmarks: What’s a Good Bounce Rate, Anyway?

この表から、業界ごとに直帰率がかなり違うことが分かります。たとえば飲食業界のWebサイトの場合は、ユーザーが目的とするメニューや店舗の情報が見つかれば、そこで離脱をするため、ページ遷移はせずに回遊率は低くなります。

一方で、不動産やショッピングなど、ユーザーが消費をするためにあらゆる情報収集を必要とする業界のWebサイトでは、ページ遷移をする確率が高くなり、直帰率・離脱率も低くなる傾向にあるのです。

以上のことから、業界ごとのページ遷移の性質と照らし合わせて、Webサイトの大まかな遷移率の目標を設定し、ページごとに導線を工夫しましょう。

Webサイトの遷移はなぜ重要なのか?

Webサイトを設計する際、遷移について考えることはとても重要です。その理由は、下記のとおりです。

● コンバージョンさせるページに遷移させないと売上・契約が上がらないため
● 遷移率(回遊率)が高いとSEOで評価されるため

それぞれ詳しく解説します。

コンバージョンさせるページに遷移させないと売上が上がらないため

Webサイトの最も重要な目的として、購入・契約や問い合わせなどのコンバージョンにつなげることが挙げられます。どんなにアクセス数が多くても、ユーザーをコンバージョンさせるページに導かないと、売上が上がらない可能性があるのです。

コンバージョンさせるページにユーザーを導くためには、ページの導線を工夫したり、コンテンツを充実させてユーザーを引き込んだりして、遷移率を上げる必要があります。

遷移率(回遊率)が高いとSEOで評価されるため

回遊率に関しても言えることですが、遷移率が高いWebサイト・ページは、SEOで評価される可能性が高くなる(検索エンジンで上位表示されやすくなる)という特徴があります。

SEOで高く評価がされれば、PV・セッションを含めた各種数値の増加やそれによってユーザーの母数を増やすことにつながります。人目につく機会が増えれば、コンバージョン獲得の可能性はさらに高まるでしょう。