Webサイトを使用してマーケティングを展開する場合、「遷移」はとても重要な要素の一つとなります。コンバージョンにつなげるためのWebサイトの設計・見直しをする際には、Web解析ツールなどで遷移率を読み解いて、そのデータを活用していかなければなりません。
本記事では、Webサイト・ページの「遷移」について説明をするとともに、遷移の具体的な確認方法や、遷移率を上げるための対策を徹底解説します。
Webサイトの遷移率について知りたい人や、遷移率が低くて悩んでいる人、対策方法が知りたい人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
遷移とは?
遷移とその他の言葉の違い
遷移率とは?
回遊率とは?
遷移とは?
遷移とは、Webページに掲載されているリンクをたどって、Webサイト内のページを移動していく行為を指します。「ページ遷移」とも表現されることが多く、Webに関する広いジャンルで使用されている用語です。
ページ遷移について学ぶことで、Webサイトのユーザー解析の理解を深めることができますので、より良いWebサイトの作成やコンバージョンの獲得にもつながるでしょう。
遷移とその他の言葉の違い
ページ遷移を学ぶにあたって、「遷移」だけではなく、関連する用語も把握して区別することが重要です。遷移に関する言葉の意味と、関連語には下記のようなものが挙げられます。
● 遷移率
● 回遊率
Webサイトを作成する際、遷移率や回遊率を理解し、それらを意識すると、閲覧数が増えて目的を達成しやすくなります。それぞれ順番に解説します。
遷移率とは?
遷移率とは、該当するWebページを閲覧したユーザーが、そのページに掲載されているリンクをたどって別のページに飛んだ割合を示す言葉です。
遷移率が高いWebページを作成できれば、そのWebページにユーザーが興味を持ったということとなり、その分だけコンバージョンにつなげられます。裏を返せば、Webページを閲覧しているユーザーが、ブラウザバックをして離脱(ページから離れる)してしまう割合が高いほど、遷移率は低いということになります。
回遊率とは?
回遊率とは、Webサイト全体において、ユーザーが1回の訪問につき閲覧したPV(ページビュー)数の平均値を指します。回遊率は「PV数÷訪問数」という計算式で求めることができます。
回遊率が高いWebサイトとは、訪問数に対してPV数が多いサイトのことです。つまり、ユーザーが1つのページで離脱せず、ページを遷移し、1回の訪問でさまざまなページを閲覧しているということです。
回遊率が高いWebサイトほど、ユーザーに対する訴求力が高く、コンバージョンにつながる確率も高くなると考えられています。