目次
対話型AI 8選
カスタマーサービスにおける対話型AIの実例
ノーコードで作れる対話型AI
対話型AIの事例
コールセンターの自動化
【航空・旅行】AI会話サービスにより顧客エンゲージメント向上
TVドラマの登場人物AIとファンをつなぐ
【自治体】訪日外国人向け観光案内チャット
【出会い系アプリ】恋愛相談チャット導入

対話型AI 8選

現在、実際に使用可能な対話型AIのサービスは、多くあります。そこで、ここでは、それらを下記の2項目に分けて紹介します。

  1. カスタマーサービスにおける対話型AIの実例
  2. ノーコードで作れる対話型AI

カスタマーサービスにおける対話型AIの実例

カスタマーサービスにおいて使われている対話型AIの以下の6つの例を紹介します。

  • Bank of Americaのバーチャル金融アシスタント
  • Edward:Edwardian Hotelのバーチャルホスト
  • Julie:Amtrakのバーチャル旅行アシスタント
  • rinna :対話エンジンを搭載したAIキャラクター
  • jarvis :日本語対応の対話型AI

1. Erica:Bank of Americaのバーチャル金融アシスタント

【2023年版】対話型AIとこれからのビジネス実用例5選
(画像=画像出典:Zendesk Blog、『AINOW』より引用)

利用方法:EricaはBank of Americaのモバイルアプリを無料で利用できます。

▼機能

・顧客ごとに有用なインサイトを先回りで提供する
・金融に関するアドバイスを提供する
・次回の請求日を通知する
・支払い日を設定する
・口座に関する質問に回答する

2. Edward : Edwardian Hotelのバーチャルホスト

【2023年版】対話型AIとこれからのビジネス実用例5選
(画像=画像出典:Zendesk Blog、『AINOW』より引用)

背景:Edwardは、Edwardian Hotelの宿泊客をサポートするSMS用AIチャットボットです。

携帯電話番号を基に宿泊客の詳細情報にアクセスし、高度にパーソナライズされたエクスペリエンスを提供します。

Edwardは宿泊客のニーズを理解し、1,200種類以上のトピックについてきわめて的確に対応できます。Edwardのおかげで、同ホテルのルームサービスの売上は最大50%増加しました。

利用方法:EdwardはEdwardian Hotelの宿泊客のみが利用できます。

etc:宿泊客はチェックイン時にテキストリンクを受信し、その後はSMSテキストでEdwardとやり取りします。

▼機能

・ホテルのアメニティを紹介する

・道案内や簡単なアドバイスを提供する

・必要に応じて、ホテル側にクレームを伝える手助けをする

・宿泊可能な部屋を提示して予約を受ける

・支払いを処理する

3. Julie : AMtrakのバーチャル旅行アシスタント

【2023年版】対話型AIとこれからのビジネス実用例5選
(画像=画像出典:Zendesk Blog、『AINOW』より引用)

背景:Julie(Ask Julie)に質問すれば、Amtrakの利用者はカスタマーサービスに電話で問い合わせなくても、必要な回答を得ることができます。

Julieの導入以来、Amtrakの投資収益率は8倍になったうえ、カスタマーサービスのコストも100万ドル削減できました。

さらに、ユーザーがJulieとやり取りできるようになったことで、予約率は25%向上し、他のチャネルと比べて得られる収益も30%多くなっています。

利用方法:JulieはAmtrakのWebサイトおよび電話で利用できます。

▼機能

・必要なフォームの入力をサポートする

・予約、駅、路線に関する情報を提供する

4. rinna :対話エンジンを搭載したAIキャラクター

【2023年版】対話型AIとこれからのビジネス実用例5選
(画像=画像出典:ロボスタ、『AINOW』より引用)

背景:rinnaはAIキャラクター「足繋 逢」(あししげく あい)が実装された対話エンジンです。

rinna社が提供するSTCモデルが即時対応してくれます。STC(Style Transfer Conversation)とは大規模データから構築した事前学習済みのモデルのキャラクターの正確や声色、口調を反映させた学習データを追加学習させたものです。

これによりキャラクターそれぞれの特色に合わせた育成が可能です。

利用方法:PCゲーム

▼機能

・リアルチャット恋愛ゲームを体験できる

・即時応答可能でキャラとリアルタイムでやり取りできる

・ノーコードで作れる対話型AI

・育成次第で自分のお好みなAIに成長させられる

5. jarvis :日本語対応の対話型AI

【2023年版】対話型AIとこれからのビジネス実用例5選
(画像=画像出典:ロボスタ、『AINOW』より引用)

背景:jarvis(ジャービス)は最先端のAIトレーニング済みディープラーニング モデルとソフトウェア ツールを活用して、さまざまな業界と分野向けに、対話型AIサービスを簡単に構築できます。

英語、日本語、スペイン語、フランス語、ロシア語、さまざまな言語に対応しています。

Jarvisは、異なる言語、発音、環境、専門用語で構成された10億ページ以上のテキストおよび60,000時間分の音声データで、数百万GPU時間をかけてトレーニングされました。

利用方法:医療関係の企業を中心に無償で提供。

▼機能

・24時間、患者をモニタリングすることで医療従事者の厳しい負担を和らげるデジタル・ナース

・消費者が求めている商品を理解して最適な候補を提案するオンライン・アシスタント

・ライブ・コンテンツ視聴を可能にするリアルタイム翻訳

ノーコードで作れる対話型AI

ノーコードで作れる対話型AIの以下の3つを紹介します。

  • Cognigy(コグニジー)
  • KUZEN
  • hachidori

6. Cognigy(コグニジー)

【2023年版】対話型AIとこれからのビジネス実用例5選
(画像=画像出典:COGNIGY、『AINOW』より引用)

Cognigyは対話型AIプラットフォームで、すべてのテキストおよび音声ボットの会話フローを1つのプラットフォーム上で作成・管理できます。

さらに、GUIツールであるため、非技術者の方でも使えます。

GUI(グラティカルユーザーインターフェース)とはコンピュータの表示・操作体系の一つで、情報の提示に画像や図形を用いて基礎的な操作の大半をマウスやタッチスクリーンなどによる画面上の位置の指示により行うことができるものです。

難しいプログラミング技術を要さないので初心者でも簡単に扱えます。