筆者のもとには他の生活環境問題についても多種多様な報告が有り、本稿では薪ストーブ以外の問題について述べる。
廃棄物焼却による煤煙悪臭、畜産による悪臭、人工香料等による化学物質過敏症、省エネ機器等による低周波騒音、受動喫煙、公道に屯し騒ぐ行為など、他者の生活環境に悪影響を及ぼす諸問題が多数発生している。

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筆者はこれらの問題に知見が殆ど無いので、本稿では詳説をせず簡単な概要に留めるが、個別に見ていこう。詳細は各自で調べられたい。検索すればそれぞれの被害例が大量に表示される。
各事例の被害者はそれぞれ程度の差はあれ深刻な状況下にあり、困惑し悩み、生活上の実害、心身共不調、生命の危機、法規制の不備により追い込まれ救済のない状態に置かれており、各問題はかなり広範囲に亘って発生している。
政策立案者の方々には、これらの諸問題を無視や軽視をせず、見識を改め今後の真摯な対策対応を願いたい。
場合によっては関連諸官庁や業界への啓蒙、指導を併せて行うことを考慮頂きたい。
生活環境の保全は、国や自治体の基本的で重要な責務であることを認識頂きたい。
一般および産業廃棄物焼却に類する発煙行為古典的、代表的な大気汚染被害の主原因である。
屋外焼却等は廃掃法により原則禁止のはずではあるが、残念ながら例外条項が存在し、これを援用して事実上の骨抜き状態になっている。
よく言われる「都会より田舎のほうが空気が汚く臭い」という逆転現象の主因になっている。
この項に関しては熱心に活動されている方が存在するので、そちらをご覧いただければより現状を理解可能と思われ、ぜひ熟読の上、我こそはと思われる方には賛同をお勧めしておきたい。