目次
WordPressの導入が不向きなサイト
WordPressに関するよくある質問

WordPressの導入が不向きなサイト

一方、次のウェブサイトは、WordPressでの作成が向いていません。

● 複雑な検索に対応できるサイト
● 大規模なサイト
● 高いセキュリティが求められるサイト

WordPressではプラグインを利用して検索機能を充実させられますが、必ずしも複雑な検索機能に対応できるわけではありません。

例えば、商品数が多いECサイトの場合、ユーザーが求める条件で検索できるようにしておく必要があります。サイズや色だけでなく、用途やイメージする言葉のように曖昧なキーワードでも検索できると、よりユーザーの役に立つでしょう。

しかし、WordPressはeコマースのプランはありますが、ECサイト専用のCMSではないため、販売者の細かなニーズに対応できない部分も多いです。ユーザーが利用しやすいECサイトを目指すなら、ShopifyなどのECサイト専門のプラットフォームや、Amazon、Yahoo!ショッピングなどのECモールの利用も検討してみましょう。

WordPressは大規模なサイトにも向きません。プランの中でもデータ容量が多いビジネス、eコマースでも200GBが限度のため、写真や動画などで提供する情報が多いウェブサイトや、ページ数が多くサイト構成が複雑なウェブサイトにも不適切です。

また、WordPressは、基本機能ではほとんどセキュリティ対策ができないため、プラグインを利用してセキュリティを高めることが求められます。しかし、オープンソースのソフトウェアのため、セキュリティ対策をしてもすぐに別の脆弱性が見つかり、セキュリティの穴をついたマルウェアが作られる可能性も想定されます。

ECサイトのように顧客の個人情報を預かるサイトや、企業ホームページのようにセキュリティの堅固さが信頼度に直結するサイトなどには、WordPressは利用しないようにしましょう。

WordPressに関するよくある質問

注意すべき点もあるものの、WordPressは総体的に見れば使いやすいCMSです。シンプルな機能だけなら無料で利用できるので、趣味のサイトやブログには適しています。

WordPressに関する、よくある質問とその答えをまとめました。WordPressを利用するか迷ったときは、ぜひチェックしてみてください。


WordPressと無料ブログはどっちがおすすめ?

ブログを作成するなら、無料ブログのほうが良いと考えられます。WordPressはブログ作成に活用できるCMSですが、ブログ専用のソフトウェアではありません。そのため、ブログ関連の機能が全て備わっているわけではなく、場合によってはプラグインなどで機能を付加する必要性が生じます。

一方、無料ブログはブログ専用のサービスのため、必要と思われる機能は大抵整っています。一部有料オプションなどもありますが、ブログ運営に特化したものが揃っているので、「有料なのに役に立たない」といったことにはなりにくいでしょう。


WordPressの無料テーマと有料テーマはどちらを使うべき?

WordPressのテーマは、有料か無料かではなく、機能やデザインで選ぶようにしましょう。無料でも機能性・デザイン性に優れているテーマもありますが、有料でも想定したほどの効果を得られないことがあります。

また、有料テーマを選ぶときは、料金体系についても確認しておきましょう。導入するとき1回のみ支払えば良いテーマもありますが、利用中は継続的に費用がかかる(月額料金、年額料金など)テーマもあります。継続的に費用がかかるテーマを選ぶと、ブログやウェブサイトの運営費がかさんでしまうので注意が必要です。


WordPressのテーマ選びで確認すべきこととは?

WordPressでは、テーマで外観や機能の大枠が決まるため、慎重に選ぶ必要があります。次のポイントに注目して選びましょう。

● SEO対策
● デザイン
● 機能
● サポート

広告収入や商品・サービスの販売、企業紹介などを目的としたウェブサイトを運営する場合は、多くのユーザーに見てもらうことが大切です。閲覧数を増やすためには、検索エンジンで上位に表示される必要があるため、SEO対策が欠かせません。

WordPressのテーマにはSEO対策が充実しているものも多数あります。例えば、メタディスクリプションや見出しタグを入れたり、パンくずリストを設定できるものもあります。

また、デザイン性にも注目しましょう。企業ホームページとして使う場合は、ユーザーが直感的に操作できる使いやすいデザインであるのはもちろんのこと、企業のイメージにも合っていることが求められます。

機能が充実していることも、テーマ選びのポイントです。ユーザーのデバイスによってデザインが自動的に変わるレスポンシブ対応などもあると、より見やすく使いやすいウェブサイトになります。

テーマ導入後に、サポートが受けられるかも確認しておきましょう。特に海外のテーマは日本語でのサポートがない可能性があります。サポートが充実していない場合には、そのテーマを使うユーザーのコミュニティが発達しているか確認しましょう。


最初に入れるべき便利なプラグインは?

どのようなブログ・ウェブサイトを目指すかによって、必要なプラグインは異なります。便利なプラグインをいくつか紹介するので、必要に応じて導入しましょう。

● Contact Form 7(お問い合わせフォームの作成)
● BackWPup(バックアップ)
● Table of Contents Plus(目次の作成)
● EWWW Image Optimizer(画像の軽量化)
● Invisible reCaptcha for WordPress(スパム対策)