目次
WordPressを利用する7つのメリット
WordPressを利用する6つのデメリット
WordPressを利用する7つのメリット
WordPressを利用してブログやウェブサイトを作成・管理することには、次のメリットがあります。
- 無料でホームページを作成できる
- 導入・運用が非常に簡単
- プログラミング知識がなくても操作しやすい
- プラグインが豊富で実現したい機能を追加できる
- 店舗サイトやECサイトなども作成可能
- 専門知識を持つ人がいると、より自由度高く運用できる
- 複数人での編集が可能なため業務効率が上がる
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
1.無料でホームページを作成できる
WordPressでは無料でホームページを作成できます。ただし、サーバー代やドメイン使用料などは別途発生するので確認しておきましょう。
また、WordPress.comの無料プラン以外を利用するときは、年額あるいは月額で料金が発生します。記事内にWordPress.comの広告が入らないようにしたいときや、広告収入を得たいとき、あるいはプラグインを利用したいときなどは、有料プランを選択することが必要です。
2.導入・運用が非常に簡単
WordPressは無料で公開されたサービスで、導入も簡単です。WordPress.comの無料プランならば、わずか数分でシンプルなブログやウェブサイトを作成できます。
また、運用も簡単で、直感的に操作することが可能です。ログインIDとパスワードさえあれば、どこからでもアクセスして運用を共同で行えるので、テレワークを導入している職場や執筆作業を外注しているケースでも利用できます。
3.プログラミング知識がなくても操作しやすい
WordPressはプログラミングの知識や経験がなくても、操作できるオープンソースソフトウェアです。WordPressに搭載されている基本機能は、全て簡単な文字の入力やチェックボックスにチェックを入れるだけで扱えるため、気軽にブログやウェブサイトを作成できます。
ただし、企業の公式ホームページのようにビジネス向け(BtoB)で見た目が良く、高機能のウェブサイトを構築するときは、専門知識が前提となります。簡単に利用できるプラグインを活用して外観・機能を高められますが、やはり既存のものには限界があり、独自性を打ち出すことは難しいでしょう。
4.プラグインが豊富で実現したい機能を追加できる
オリジナリティのあるデザインや機能をWordPressに付加したいときは、プログラミングの知識とスキルが必要になります。WordPressは可変性が高く、手を加えやすい仕組みになっているので、ウェブサイトデザインとプログラミングのスキルさえあれば、自由度の高いアレンジが可能です。
WordPressに付加したいデザインや機能が完全にオリジナルでなくても良い場合は、プラグインを利用しましょう。WordPressは世界的に利用されているソフトウェアのため、プラグインの数も多く、豊富な選択肢から多種多様な機能を選べます。
また、プラグインは、基本的には管理画面でインストールするだけで実装可能です。プログラミングのスキルや知識がない状態でも、WordPressで運用するブログやウェブサイトに高機能を搭載できます。
5.店舗サイトやECサイトなども作成可能
WordPressでは、店舗サイトやECサイトの作成も可能です。WordPress.comのeコマースプランを選択すれば、次の機能が標準搭載され、より簡単かつ効率的な運営ができるようになります。
● 60ヵ国以上での支払いに対応
● 大手運送業者とのインテグレーション
● 製品・サービスを無制限で登録
● マーケティングツール
● 店舗サイト・ECサイト用のデザイン
また、ビジネスかeコマースのプランを選択するとデータ容量が200GBに増えるため、商品・サービスの画像も上限を気にせずに保管でき、より管理しやすくなります。
6.専門知識を持つ人がいると、より自由度高く運用できる
WordPressはプログラミングやウェブサイトデザインなどの知識がなくても運用できるソフトウェアですが、専門知識を持つ人がスタッフにいると、より自由度の高い運用が可能になります。特にビジネスで利用するウェブサイト、BtoBのECサイトや企業ホームページなどを運用する場合は、専門知識を有する人が必要です。
なお、スタッフ内に専門知識を持つ人がいないときは、サイト構築や運用だけを外注することもできます。WordPressはIDとパスワードさえあれば異なるパソコンでも操作が可能なので、外注も簡単です。全ての機能を使える管理者としてのIDとパスワードを発行し、デザイン性や機能性を高めてもらいましょう。
7.複数人での編集が可能なため業務効率が上がる
ウェブサイトを運用するときは、コンテンツの豊富さを意識する必要があります。他では得られないような優れた情報を提供しているとしても、コンテンツが少なく、情報層に厚みがない場合はユーザーの信頼を獲得できません。
また、機能面で充実していないウェブサイトも、ユーザーからの信頼を得にくくなってしまいます。商品・サービスに興味を持ったものの、問い合わせフォームが準備されていない場合や商品購入に進めない場合は、せっかく獲得したユーザーを手放してしまうことにもなるでしょう。
WordPressはIDとパスワードさえあれば複数のパソコンから同時に編集ができるので、多くの情報と機能を搭載した完成度の高いウェブサイトを短期間で構築することが可能です。また、商品や情報の追加を定期的に行えば、リピーター獲得にもつながります。効率性の高い運用を目指す方も、WordPressの利用を検討できるでしょう。
WordPressを利用する6つのデメリット
メリットの多いWordPressですが、いくつか注意すべき点もあります。特に次の点はデメリットになる可能性があるため、WordPress導入前に対策を検討しておきましょう。
- 有識者がいなければ導入が難しい場合も
- 電話や問い合わせ窓口などの個別サポートがない
- 別途セキュリティ対策を行う必要がある
- インフラ(サーバー構築)構築が別途必要
- SEO対策は最低限のみ
- プラグインのバージョン管理や互換性に注意が必要
それぞれの点について説明します。
1.有識者がいなければ導入が難しい場合も
WordPressはプラグインなどを利用すれば、専門知識がなくてもデザイン性や機能性を高められます。しかし、オリジナリティを追求したい場合や、企業ホームページとしての完成度の高いデザイン・機能を付加したい場合は、プラグインだけで十分とは言えません。
例えば、テーマをカスタマイズするときには、HTMLやCSSといったプログラミング言語の知識は不可欠です。また、WordPressの構造についても熟知していることが求められます。そのため、プログラミングやWordPressについての有識者がいないときは、導入が難しくなることもあります。
2.電話や問い合わせ窓口などの個別サポートがない
WordPressには、電話によるサポートは用意されていません。FAQ形式のサポートはありますが、対応は限定的で、知りたいことをすぐに知ることはできません。
トラブルや疑問があるときは、コミュニティフォーラムと呼ばれるユーザー間で利用する掲示板を使って解決することが一般的です。当然のことではありますが、コミュニティフォーラムはユーザーがお互いに知識を提供し合う場のため、解決策が見つかっても実際にWordPressを操作して改善するのは自力となります。トラブル時に対応するためにも、プログラミングなどの知識が必要と言えるでしょう。
3.別途セキュリティ対策を行う必要がある
WordPressは利用者が多いCMSのため、脆弱な部分を見つけて悪意のあるアクセスを行うユーザーも少なからずいると考えられます。オープンソースのソフトウェアなので、誰もが仕組みやコードを見られるのも、セキュリティ対策面では良いとは言えません。
また、WordPressはIDとパスワードがあれば、運用しているブログやウェブサイトにどこからでもアクセス可能です。これはWordPressのメリットでもありますが、反対に言えば、IDとパスワードさえあれば悪意のあるユーザーもアクセスできるため、セキュリティが弱くなる原因にもなり得ます。
これらの事情により、WordPressは一般的なCMS以上に強固なセキュリティ対策が必要です。次の方法も実施して、セキュリティ対策を進めておきましょう。
● バックアップを定期的に取る
● セキュリティ対策用のプラグインを使う
● セキュリティーが強いサーバーを借りる
4.インフラ(サーバー構築)構築が別途必要
WordPressを利用するときは、サーバーを準備することが必要です。レンタルサーバーの多くはWordPressの簡単インストール機能に対応していますが、全てのサーバーで利用できるわけではありません。
場合によっては、一からサーバーのインストールを行う必要があり、PHPなどの設定スキルが求められます。使いこなすことが難しそうなときは、WordPressのインストールが完了済みのレンタルサーバーを利用するようにしましょう。
5.SEO対策は最低限のみ
WordPress.comのプランのうち、SEO対策に対応しているのはビジネスとeコマースのみです。しかし、ビジネスとeコマースも、高度なSEO対策を実施しているわけではありません。
検索エンジンで上位に表示されるためには、独自にSEO対策を進めることも必要になります。SEO対策に特化したウェブサイト作成会社やコンテンツ制作会社などへの外注も検討しましょう。
6.プラグインのバージョン管理や互換性に注意が必要
WordPressはオープンソースのソフトウェアのため、脆弱性がすぐに発見されてアップデートも頻繁に行われます。WordPressのアップデートは管理画面から簡単に行えるので、こまめに確認してアップデートしておきましょう。
ただし、WordPressのアップデートをしても、プラグインのアップデートは行われません。インストールしたプラグイン個々の状況も確認し、適時アップデートしておくことが必要です。
また、最新のWordPressはインストールしたプラグインと互換性がなく、対応できない可能性もあります。不具合を回避するためにも、WordPressのアップデートをするよりも先にプラグインのアップデートを済ませておくようにしましょう。
WordPressのデザイン性や機能性を高めるには、多くのプラグインをインストールする必要があります。しかし、インストールしたプラグインが多いと、その分アップデートなどの管理作業も増えるというデメリットを併せ持ちます。
簡単にシステム管理をするためには、必要な機能が全てまとまった『Switch Plus』を使ってみてはいかがでしょうか。プラグインは不要のため、『Switch Plus』本体のアップデートだけ行えばバージョン管理が完了します。詳細は以下から資料ダウンロードをしてご確認ください。