おつまみとして、おかずとして大人気のアヒージョですが、レシピや作り方を間違えるとせっかくの素材が台無しになることもあります。今回は、アヒージョの簡単で人気のレシピを1位~5位まで5つと、美味しい作り方&失敗しないためのポイントも大公開します。

目次
アヒージョとは
アヒージョを美味しく作る3つのコツ・ポイント

アヒージョとは

【簡単&美味しい】アヒージョの人気レシピ5選!失敗しない作り方のコツも大公開!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

スペイン料理

アヒージョはスペインで誕生した料理です。主な材料は、オリーブオイル、にんにく、鷹の爪、塩、そして魚介類を中心とした具材です。もともとアヒージョとは「刻んだにんにく」を意味する言葉で、オリーブオイルでにんにくと具材を煮込むマドリード以南で代表的な小皿料理です。

カスエラと呼ばれる陶器の皿で作ることが一般的ですが、最近はスキレットの方が手軽に手に入れられる道具として、人気が高まっています。


実は油が主役!

レシピは簡単なものがほとんどで、オリーブオイルと塩で味つけた具材を煮込むだけのレシピが大半です。スペインでは油を主役として、バゲットやチュロスをオリーブオイルへ浸して食べるのが一般的です。

日本のスペインバルではバゲットやチュロスを出さない場所もありますが、スペインでは「一緒に食べないと意味がない!」と主張する人も多くいます。

定番具材は海老

【簡単&美味しい】アヒージョの人気レシピ5選!失敗しない作り方のコツも大公開!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

レシピは具材の数だけあるアヒージョですが、定番の具材は海老です。アヒージョだけだと正確には「刻んだにんにく」になってしまうので、海老のアヒージョという時は「ガンバス アル アヒージョ」と言います。

海老をオリーブオイルに入れたら煮込み、仕上げにシェリー酒を入れるのがポイントです。シェリー酒とはワインの一種でブドウが原料のお酒です。


基本の味付けはにんにく、塩、鷹の爪

アヒージョの最も基本的なレシピにおいて、味付けはにんにく、塩、鷹の爪が基本となります。にんにくはスライスするか、みじん切りにするのがおすすめです。丸ごとだと香りが出にくく、火が通るのも遅くなってしまいます。

またチューブにんにくは手軽ですが、水分が多いので油がはねやすくなってしまいます。

アヒージョを美味しく作る3つのコツ・ポイント

【簡単&美味しい】アヒージョの人気レシピ5選!失敗しない作り方のコツも大公開!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

美味しく作るコツその①:美味しい油を用意

アヒージョのレシピで欠かせないのが、オリーブオイルです。エキストラバージンオリーブオイルはオリーブを絞っただけのオリーブオイルの中でも、香りや成分の基準を満たすことができた限られたオリーブオイルです。

なので風味や味わいも豊かで、料理に向いているオリーブオイルです。 一方で、エキストラバージンオリーブオイルがもつ香り、風味、苦みは加熱によって弱まってしまいます。

なので加熱時はピュアオリーブオイルを使い、アヒージョの仕上げとしてエキストラバージンオリーブオイルを使うと、オリーブオイルが持つ香りや味わいを存分に楽しむことができます。

美味しく作るコツその②:弱火でじっくり

アヒージョを作る時のポイントは、弱火でじっくりと煮込んでいくことです。あまり強火で一気に過熱すると、オリーブオイルから煙が出てくる温度である発煙点を超えてしまう可能性があります。

発煙点を超えた油は、風味も一気に落ちてしまい、変質するため栄養面も損なわれてしまいます。エキストラバージンオリーブオイルの発煙点は180度から210度、ピュアオリーブオイルは220度以上と言われています。

温度に注意しながら、弱火でじっくり煮込んでいきましょう。

美味しく作るコツその③:具材にはしっかり下味

アヒージョのレシピを見ると、具材の扱い方について注意しておきたいポイントがあります。それは、具材にしっかり味付けをしておくことです。これは海老や牡蠣などの海産物だけでなく、野菜も同じです。

具材を油で煮込むだけなので簡単そうに見えるアヒージョですが、美味しいアヒージョを作るためには下味をつけることが大切です。レシピによってはこの下味の部分を書いていないものもあるので、注意しましょう。

油の跳ねやすい食材と塩加減に注意!

【簡単&美味しい】アヒージョの人気レシピ5選!失敗しない作り方のコツも大公開!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

食材の中でも特に注意したいのが、油の跳ねやすい水気の多い食材と、塩加減です。海老も水気を含みやすい食材の1つなので、魚介類は海老も含めて一度下茹でし、綺麗に水気を拭き取ることが大切です。

また生野菜も、注意しておきたい食材の1つです。下味をつけるのをうっかり忘れてしまったら、油で具材をよく煮込んだところで、塩をふりかけて混ぜてから食べると、油には味はつきませんが具材には塩がからみます。

魚介類の下ごしらえ

【簡単&美味しい】アヒージョの人気レシピ5選!失敗しない作り方のコツも大公開!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

海老は殻を剥いたら背ワタを取り、酒でかるく揉んでからゆでるといいでしょう。海老の尻尾は雑菌が溜まりやすいので、先端を切り取って綺麗に洗うか、尻尾も外してしまった方がよさそうです。

タコ、イカ、ホタテは食べやすい大きさに切ってから、塩で味付けをしてさっとゆでます。茹で上がったら、キッチンペーパーなどで水気をとります。水分が抜けるのでアヒージョの味も決まりやすくなり、油はねもしなくなります。

野菜の下ごしらえ

【簡単&美味しい】アヒージョの人気レシピ5選!失敗しない作り方のコツも大公開!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

アヒージョのレシピによく登場する野菜は、アスパラガス、マッシュルーム、ジャガイモ、ホウレンソウ、ミニトマトなどがあります。アスパラガスやジャガイモはそのままだと硬いので、一度下茹ですることが大切です。

ジャガイモは皮つきでも、皮を剥いてもかまいません。ホウレンソウやマッシュルームは、少量のオリーブオイルでソテーすると油跳ねを抑えることができます。ただミニトマトだけはどうにも手が加えられないので、アヒージョの器にぴったりの蓋があると便利です。