目次
スキージャンプの競技ルール
スキージャンプ競技のレギュレーション
スキージャンプの競技ルール
得点の算出方法
各選手が2回のジャンプを行い、その合計点で順位を競います。得点には、着地点までの距離をポイントとした「飛距離点」と、ジャンプ台を飛び出してから着地するまでの美しさをポイントとした「飛型点」があり、その2種類の得点の合計が1回のジャンプで数値化され得点となります。
飛距離点
飛距離点を算出する場合、「K点」が基準なります。「K点」を60ポイントとして、「K点」から1mごとにポイントを加減します。「K点」の距離によって、1mごとのポイントが定められており、「K点」が120mの場合は1.8ポイント、「K点」が90mの場合は2.0ポイントです。
例えば、「K点」が90mの山で100mを飛んだ場合は、「60+10×2.0=80ポイント」が飛距離点となります。
飛型点
空中姿勢、着地姿勢の美しさが「飛型点」の基準になります。5人の飛型審判員によって算出されます。1人の持ち点20点満点から0.5ポイント単位の減点方式で行われます。また、公平を期すために最高得点と最低得点を除いた3人の合計得点が「飛型点」となります。よく耳にする「テレマーク」という言葉は、着地時の姿勢の美しさを表すことばであり、この「飛型点」に大きく影響します。スキージャンプは、「飛型点」も勝敗の大きな鍵を握っています。
スキージャンプ競技のレギュレーション
スキー板
競技の際に使用するスキー板にもレギュレーション(規定)が存在します。使用できるスキー板の長さは、身長と選手自身のBMIを元に算出されます。BMIを用いる理由として、過度な減量による選手の健康状態への弊害を防ぐためです。ただし、スキー板の長さは身長の145%が上限と定められています。
コスチューム
スキージャンプで使用されるジャンプスーツと呼ばれるコスチュームは、厚さが4~6mm以内、通気性は40L/㎡秒以上と決まっています。ジャンプスーツの表面積が大きいと揚力が上がり、飛距離が伸びるとされています。そのため、規定内ぎりぎりのスーツを着る選手も少なくなく、失格者が意外と多い競技でもあります。