【方法④】Fire TV StickでAirPlay接続

次に紹介するのは、Fire TV StickでAirPlayに接続し、Macの画面をテレビに表示する方法です。Fire TV Stickとは、Amazonが販売しているテレビ向け映像出力デバイスのことです。

Fire TV Stickをテレビの HDMI端子に挿入するだけで、インターネットコンテンツをテレビ画面で視聴できるので非常に便利です。Fire TV Stickには「ディスプレイミラーリング」というミラーリング機能が標準インストールされています。

しかし「ディスプレイミラーリング」を利用するには「Miracast」という規格に対応しているWindowsデバイスとAndroidデバイスが必要になります。Macには対応していないので注意が必要です。

MacにはAirPlayという規格のミラーリング機能がありますが、「Miracast」と互換性はありません。ですからMacでは基本的にFire TV Stickを使えない仕様になっているので、無理に試そうとしないように注意してください。

しかし方法がないわけではありません。AirPlay規格に対応したアプリをFire TV Stickにインストールすれば、Fire TV StickでMacの画面をテレビに表示させられます。おすすめのアプリは無料の「AirScreen」です。

Fire TV Stickに「AirScreen」をインストールする方法と初期設定の方法、そしてMacの画面をテレビに表示させる方法を以下にまとめるので参考にしてください。

1.Fire TV Stickのリモコンにある「Alexsa」ボタンを押した状態で「エアスクリーン」という。「AirScreen」が表示されるので選択ボタンを押してアプリをインストールする。
2.「AirScreen」を起動させるとQRコードが表示されるのでMacで開く。
3.「画面全体」を選択しクリックする。
4.テレビがミラーリングの準備画面に変わるので、Macの「Google Chrome」ブラウザを開き「︙」をクリックし、その後「キャスト」をクリックする。
5.「タブをキャスト」にFire TV Stickが表示されるのでクリックし、「ソース」にある「画面をキャスト」をクリックする。

Fire TV StickでMacの画面をテレビに表示させるメリットとデメリットを以下にまとめるので参考にしてください。

メリットデメリット
安価(4,980円)でFire TV Stickを購入できる「AirScreen」は無料アプリなので広告が表示される
広告のないAirPlay規格の「AirReciever」アプリもあるが有料
ミラーリングの手順が簡単ではない
遅延がある
画質が劣化する