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沉浸式(没入型)
踔厉奋发、勇毅前行(精神を奮い立たせ、勇ましく前進する)

沉浸式(没入型)

近年、中国では「視覚」「聴覚」「嗅覚」など五感を通した、没入感のある体験が人気を見せている。その種類は多岐に渡り、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などのデジタル技術を利用したものもある。中国国民の消費力が高まるにつれて、より新鮮感が味わえるサービスを求めるようになったといえるでしょう。

【最新】2022年中国流行語トップ10!!
(画像= ▲ 武漢にあるARを活用したストリート(中国のSNSより) 、『チャイトピ!』より引用)

SNS上でもBGMなどの音楽やナレーションを排した「沉浸式视频(没入型動画)」が大きくバズった。中でも代表的なものは化粧系動画であり、シートマスクを広げる音や保湿クリームを顔に塗る繊細な音を通して、まるで自分も化粧しているかのような心地よさを感じるようだ。

踔厉奋发、勇毅前行(精神を奮い立たせ、勇ましく前進する)

当局のプロパガンダのスローガンとして、2022年では同フレーズが度々唱えられてきた。様々な文章やメディア報道でよく登場するフレーズであり、10月に開催された党大会でも再び強調された。

由来としては唐代の文人·韓愈が作った碑文からきたものとされている。

中国式现代化(中国式近代化)

2021年から当局が掲げてきた社会主義近代化のスローガン。中国の国情に沿った中国式な社会の近代化を主張しており、理念の中には2022年でも多くの企業が注目していた「共同富裕」などが含まれている。

新赛道(ニューコース)

「赛道」はレースなどスピードを競うコースのことであり、「新赛道」とは先進的な技術をベースとした巨大な市場が見込まれている、細分化産業や業界分野を指している。主にテクノロジー関連で使われることが多いキーワード。

代表例としてEV(電気自動車)や5G、人工知能などがあり、これらの先端技術分野で他国よりも優位に立とうと中国は力を入れている。

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