「ほどよく街で、ほどよく田舎」が福知山市のキャッチコピー

福知山をひとことで表せば、交通の便がよい自然豊かな地方都市。
市内には明智光秀が築いた福知山城があり、山陰と近畿をつなぐ交通の要衝として古くから栄えていました。城下町の名残がある中心市街地は大きな鉄道の駅もあり、買い物、病院、学校など生活に必要な施設が集まっています。

また、福知山市は丹波の山々に囲まれた盆地で由良川や土師川が流れ、自然が豊か。駅から車で15分もすれば、のどかな田園風景が広がります。まさに、街と田舎のいいとこ取りなのです。
今回、インタビューした移住された方達も「買い物も便利だし、自然も感じられるし、福知山は暮らしやすくてちょうどいい」と口をそろえていました。あとは、病院や保育園、幼稚園も多く、学校も小中高大まで市内にあり、子育て環境、教育環境の充実も移住者さん達から評価されているようです。
移住者インタビュー 宮田裕美さん(福知山ワンダーマーケット)
福知山市民が誇る、おしゃれなイベントマルシェを企画

福知山の新しい名物として人気のマルシェがあります。その名も福知山ワンダーマーケット。6年ほど前から、町の中心部にある「新町商店街」で定期的に開催されているイベントマルシェです。
「ワンダーマーケットは、“自分たちが楽しみたい!”と思って立ち上げました」

そう語るのは宮田裕美さん。ワンダーマーケットの代表を務めています。宮城県仙台市出身の宮田さんは、9年前に兵庫県から夫婦で移住してきました。大阪出身の夫が農業に興味を持ち、福知山市内の農業塾に1年間通ったことで、福知山と縁ができました。
「脱サラして新規就農を目指していて、福知山の農業塾に通っていました。福知山に限らず農地を探していたのですが、農業塾で知り合った方の紹介で農地付きの家を譲り受けられることになり、福知山に移住することになったんです」
いまは、市内の農村エリアに居住し、夫婦で農業に携わっています。
「近所にセミリタイアした元農家の方がたくさんいます。農業の先輩としていろいろ助けてもらっています。身近に、いろいろな先生がいるような感じで本当にありがたいです」