ロールモデルを設定するときのポイント
ロールモデルを設定するときは、今の自分より少し上の相手や、自分の理想を実現している相手を探しましょう。そのためのポイントを3つ紹介します。
- ロールモデルは社員のレベル別に設定する
- ロールモデルは人でなくてもいい
- 複数のロールモデルを設定できるとなお良い
ロールモデルは社員のレベル別に設定する
ロールモデルは社員のレベル別に、一人ひとりに合った相手を設定しましょう。一般社員が
いきなり社長や役員をロールモデルに設定しても、役割が違いすぎて、真似できる部分は少ないでしょう。相手との接点も少ないため、何をどう真似すればいいかもわからないかもしれません。
今の自分とかけ離れたロールモデルを設定しても、参考にならないことが多いです。ロールモデルはなるべく身近で、自分より少し上にいる相手にしましょう。
ロールモデルは人でなくてもいい
ロールモデルは人でなくても構いません。経営者や役員なら「会社」を、お店なら「競合店」をロールモデルに設定しましょう。
そのうえで、その会社やお店が今に至るまでどんな道をたどってきたのか、最近はどんな取り組みに力を入れているのかを参考にするのです。
複数のロールモデルを設定できるとなお良い
ロールモデルは1人でなくても構いません。むしろ、複数いる方が良いとも言われています。複数のロールモデルがいれば、一人ひとりのいいとこ取りができるからです。
たとえば営業職ならアポ取りは同僚のAさん、商談はB部長、アフターフォローやリレーションはサポート部門のCさんというイメージです。
業務や目的に合わせてロールモデルを設定し、複数のロールモデルからいいとこ取りをすることで、成長速度はさらに高まるでしょう。
ロールモデルの見つけ方
ロールモデルを探すときには、年代、業種や職種、働き方などから検討する方法があります。それぞれの詳細を紹介します。
年代から探す
ロールモデルは自分より少し先を行っている相手が好ましく、同年代か少し上の年代からだと探しやすいでしょう。自分と近い年代の相手は考え方や価値観も理解しやすく、相手の真似もしやすいです。
業種・職種から探す
ロールモデルを参考にしてキャリアプランを立てるなら、自分と同じ業種・職種の相手が好ましいです。転職したい業界・業種があるなら、その業界にいる相手をロールモデルにするのもいいでしょう。
働き方を軸に探す
会社員やフリーランス、経営者といった働き方を軸に、ロールモデルを探すのもおすすめです。会社員とフリーランスではキャリアアップの方法も求められるスキルも異なります。
「将来こんな働き方がしたい」という理想があるなら、それを実現している人を探してみるのもいいでしょう。
ロールモデルを探すためのチャネル例
身近な相手をロールモデルにした方が、成長速度は高くなるでしょう。相手の行動を日常的に見られたり、直接話を聞けたりするメリットは大きいです。
しかし、特に転職や独立を考えている人は、身近にロールモデルになり得る人がいないかもしれません。この場合、次のようなチャネルでロールモデルを探してみましょう。
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SNS
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ブログ
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セミナー
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交流会
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勉強会
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サロン など