個人がロールモデルを設定するメリット
ロールモデルを設定することには、キャリアプランを立てやすくなったり成長速度が上がったり、さまざまなメリットがあります。個人がロールモデルを設定する3つのメリットを紹介します。
- キャリアプランを立てやすくなる
- 成長速度が上がる
- 自分を客観視しやすくなる
キャリアプランを立てやすくなる
個人がロールモデルを設定する1つ目のメリットは、「キャリアプランを立てやすくなる」ことです。自分が将来どうなりたいのかを考え、それに近いロールモデルを探しましょう。その人の通った道をたどることが、ゴールへの近道です。
特にフリーランスや経営者には上司・先輩がおらず、自分が将来どんな道をたどるのかがイメージしづらいでしょう。設定したロールモデルがどんなキャリアをたどったのかを参考にすれば、自分のキャリアプランも描きやすくなります。
成長速度が上がる
個人がロールモデルを設定する2つ目のメリットは、「成長速度が上がる」ことです。ロールモデルを設定することで、自分が今取るべき行動がわかるようになります。ロールモデルの考え方を真似できるようになれば、決断のスピードも上がるでしょう。
先述の通り、キャリアプランも描きやすくなるため、「次はどんな仕事・勉強をすればいいんだろう」と迷うことも少なくなります。
自分を客観視しやすくなる
個人がロールモデルを設定する3つ目のメリットは、「自分を客観視しやすくなる」ことです。自分とロールモデルを比べることで、自分の今いる位置や足りないもの・補うべきものが見えやすくなります。
自分を客観視することは、成長するうえで欠かせないことです。自分とロールモデルを比較する時間は、定期的に設けましょう。
企業がロールモデルを設定するメリット
ロールモデルを設定することで、個人の成長速度は高まるでしょう。従業員がロールモデルを設定し、新しいことに積極的に学んだり挑戦したりすることで、企業としての成長速度も高まります。
従業員にロールモデルを設定させるメリットを、企業の視点から紹介します。
- 組織の活性化
- 離職率の低下
- ダイバーシティの推進
組織の活性化
企業がロールモデルを設定する1つ目のメリットは、「組織の活性化」です。社員が互いをロールモデルに設定し合うことで、社内のコミュニケーションは活性化し、従業員のモチベーションは上がるでしょう。
ロールモデルを設定する側は、より多くを学ぼうと積極的にコミュニケーションを取るでしょうし、ロールモデルに設定された側も「お手本にならなければ」と視座が高くなるはずです。
離職率の低下
企業がロールモデルを設定する2つ目のメリットは、「離職率の低下」です。社員同士でロールモデルを設定し合うことで、社員は「今の会社でのキャリアプラン」を描きやすくなります。自身の成長を社外に求めることが少なくなり、転職が減るでしょう。
先述した組織の活性化により、社員同士で励まし合ったり相談し合ったりもしやすくなります。従業員にとって居心地のいい職場、やりがいを感じられる仕事をつくることで、辞めたいと感じる人も少なくなるでしょう。
ダイバーシティの推進
企業がロールモデルを設定する3つ目のメリットは、「ダイバーシティの推進」です。育児や介護をしながらの時短勤務、育児休暇の取得といった多様な働き方を推進することで、企業はより多くの人材を集められるようになるでしょう。
お手本にできる前例や先輩社員がいればこのような働き方はしやすくなり、ダイバーシティの推進も加速します。