MVVを策定するメリット
MVVを策定し、社内外に向けて発信することは、マーケティングやブランディングに有効です。その理由を、MVVの3つのメリットと併せて紹介します。
企業イメージの向上
MVVを策定する1つ目のメリットは、「企業イメージの向上」です。自社がどんな会社なのか、何をしようとしているのかを社外に向けて発信することで、それに共感してくれる人たちからの支持を集められます。
MVVを策定し、全社に向けて具体的な指針を示すことで、従業員一人ひとりの行動も変わってくるでしょう。従業員の行動がより良いものに変われば、従業員と接する顧客や見込み客からの、自社に対するイメージも良くなります。
従業員エンゲージメントの向上
MVVを策定する2つ目のメリットは、「従業員エンゲージメントの向上」です。MVVを社内に向けて発信することで、従業員はどんな行動を取ればいいのかがわかるようになります。MVVに共感する従業員が増えてくれば、一人ひとりがやりがいと誇りを持って働ける環境をつくれるでしょう。
また、MVVを社外に向けて発信することで、自社の理念や価値観に共感する人材を集められます。採用のミスマッチが減ることで、従業員エンゲージメントを高めやすくなり、離職率も下がるでしょう。
企業として指針を統一できる
MVVを策定する3つ目のメリットは、「企業としての指針を統一できる」ことです。自社の理念や価値観と、それを実現するための行動指針を示すことで、従業員は「自分は何をすればいいのか」「どう振る舞えばいいのか」がわかるようになります。
具体的な指針を示すことで、目標達成に向けて最適な行動を、全社一丸となって取れるようになるでしょう。
MVVを策定するときのポイント
マーケティングやブランディングに効果的なMVVを策定するためのポイントを3つ紹介します。
ポイント1.共感を得やすい言葉で表す
MVVを策定する1つ目のポイントは、「共感を得やすい言葉で表す」ことです。
MVVは従業員や顧客・見込み客などに、自社の理念や価値観を伝えるためのものです。MVVに共感してもらうことで、自社にマッチする人材やロイヤルカスタマーになりえる見込み客を集められます。
そのためには、難しい言葉で雰囲気を出すよりも、誰もがイメージをしやすい言葉にするのがおすすめです。小学生でも理解できるのか、といった視点で検討するとよいでしょう。
ポイント2.短くキャッチーな言葉で表す
MVVを策定する2つ目のポイントは、「短くキャッチーな言葉で表す」ことです。どんなにいい言葉、共感できる言葉でも、長すぎると覚えられません。
MVVを見聞きした人が覚えられる、記憶に残るキャッチーな言葉を考えましょう。
ポイント3.MVVの各要素につながりを持たせる
MVVを策定する3つ目のポイントは、「MVVの各要素につながりを持たせる」ことです。
MVVの各要素につながりがないと、一貫性がなく信頼できないように感じられます。また、従業員一人ひとりの方向性がバラバラになってしまったり、間違った方向に労力を割き時間とリソースが無駄になったりするかもしれません。
ミッションを実現したらどうなるかをビジョンで示し、ビジョンを現実にするためにはどんな行動をすればいいのかをバリューで示しましょう。