住宅購入は金額が大きいため絶対に失敗したくない。とくに初めて購入する人は不安も多いはずだ。
そこで不動産のプロに住宅購入のポイントを聞いた。おさえておきたいポイントは4つあるという。
3つの金利タイプに注意
金利は住宅ローンの返済額に大きな影響を与えるため、返済計画を立てるためにも、金利の高さや金利のタイプには注意しておきたい。
金利のタイプには以下の3つがある。
- 借入をする全期間金利が変動しない「全期間固定金利型」
- 一定の期間のみ金利が変動しない「固定金利期間選択型」
- 経済の情勢などによって半年ごとに金利が変動する「変動金利型」
それぞれのタイプごとにメリットやデメリットがあるため、経済の情勢や自身のライフプランに合わせて金利のタイプを選択すると良いだろう。
借入期間に注意
金利の高さとあわせて、借入期間にも注意が必要だ。
借入期間を長くすれば毎月の支出を減らすことができるが、総返済額が高くなってしまう。
例えば、返済方法が元利均等、金利タイプは固定金利で金利1.5%、5,000万円を借入した場合に、借入期間が30年であれば月々の返済額は172,560円で総返済額が62,121,428円となる。
借入期間を25年にした場合、月々の返済額は199,968円に増えるが、総返済額が59,990,272円となる。
それぞれのライフプランや金利タイプと合わせて、借入期間を設定しよう。
諸経費に注意
住宅を購入する際、土地や建物の金額以外にも諸経費がかかる。
例えば、不動産会社に支払う仲介手数料や、不動産を取得する際にかかる不動産取得税などが挙げられる。
この諸経費がいくらかかるのかを把握しておかないと、予想していた借入額よりも金額が大きくなってしまい、返済額にも影響が出てしまう。
事前に不動産会社や金融機関に確認しておくことが大切だ。
住宅ローン以外の支出に注意
それぞれのライフプランにおいて、住宅ローン以外にも固定の支出があるだろう。
例えば、子どもの教育費や両親の介護費、生命保険などが挙げられる。
自身の収入と支出のバランスを考えて住宅ローンを組まないと、生活費もままならなくなってしまう。
夢のマイホームを購入しても生活が苦しくなってしまっては意味がないため、住宅ローン以外の支出にも十分注意を払っておきたい。
住宅購入時には不動産以外のことにも注意しよう
住宅を購入する際は土地や建物、周囲の環境以外にも注意すべき点がある。
住宅ローンやライフプランに合わせた支出を意識しないと、収入以上の借金を抱えてしまう可能性もあるため、気を付けておこう。
文・高槻翔太(不動産・金融ライター)
不動産・建設の土地有効活用のコンサルティング営業を6年、人材業界の法人営業を半年間経験し現職。FPや顧客の資産運用の経験をもとに、不動産や金融メディアで執筆を行っている。
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