レガシーシステムとは、その名のとおり古いシステムのことです。特に長年自社内でシステムを利用してきた企業に多く見られますが、このレガシーシステムが企業に大きな損害を与える可能性があることをご存じでしょうか。
そしてレガシーシステムを使うことは損害だけではなく、特定の企業にとってはメリットや合理性があります。 自社のシステムがレガシーシステムで利用したままでよいのか不安を感じている人やレガシーシステムのリプレイスを検討している人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
レガシーシステムとは?
オフコン(オフィスコンピュータ)
COBOL
レガシーシステムと2025年問題
なぜレガシーシステムになってしまうのか?
レガシーシステムのままだと起こり得る問題
レガシーシステムの2つの対策方法
レガシーシステムのオープン化によるメリット
まとめ
レガシーシステムとは?
レガシーシステムとは、簡単に言うと旧型のシステムのことです。もともと最新の技術や機能を搭載したシステムであったとしても、時代の流れと同時に技術が発展することでシステムはレガシー化していきます。
そのレガシー化が進んだ結果、新しい技術に対応できなくなったり、メンテナンスに費用や工数が多くかかってしまったりすると、そのシステムはレガシーシステムと呼ばれるようになるのです。
詳しくは後述しますが、レガシーシステムではセキュリティの観点でのリスクや利便性の低さが見られることが多いです。そのため、長年システムを運用している企業を中心に問題視されるとともに、解決に向けた動きが見られています。
オフコン(オフィスコンピュータ)
従来では、オフコン(オフィスコンピュータ)が広く活用されていました。しかし、2022年12月時点では、オフコンはレガシーシステムの代表例とされています。
とはいえ、オフコンの利点は事務処理に特化していることが挙げられ、ウイルスに感染するリスクも低く、多くの企業で安定的に稼働させることが可能です。
加えて、IBMやリコーなどの大手メーカーが開発していることもあり、不良な製品が少ないという利点があります。