第一回の連載でカナディアンカヌーでの海釣りの楽しさや簡単な方法を紹介させていただきましたが、実釣に必要なパドリングテクニックや準備について少し触れておきます。海を相手にする以上危険もありますし、また一定の釣果も上げたいですよね。心構えも含めての記事になります。
目次
カナディアンカヌーでの海釣り
カナディアンカヌーフィッシングの心構え
カナディアンカヌーフィッシングの長所
カナディアンカヌーフィッシングの短所
カナディアンカヌーのパドリングの基本
実釣に役立つパドリング
カナディアンカヌーフィッシングの準備
準備万端のカナディアンカヌーで爆釣
カナディアンカヌーでの海釣り
カナディアンカヌーで海釣りをする人口はあまり多くありません。いろいろな理由が考えられますが、「カナディアンカヌーでの釣りは湖沼などの静水域」という固定観念が強い気がします。もちろんカナディアンカヌーでの海釣りにデメリットが無いわけではありません。しかし短所を上回る長所があることに気付いて下さい。今回は本気でカナディアンカヌーでの海釣りを楽しんで頂けるようさまざまな準備と基本のパドリング(漕ぎ方)を紹介して参ります。
カナディアンカヌーフィッシングの心構え
ソロでもタンデムでも後席がキャプテン
![【連載】カナディアンカヌーフィッシングの準備は?パドリングから心構えまで解説!](https://cdn.moneytimes.jp/600/450/uGvRNRKaxotUhLwtBeclxnfgYOpaqukm/e77d82c1-db98-4130-991a-fdee1b47e21e.jpg)
通常カナディアンカヌーには前後2席の座席が設定されています。ソロの場合は後席に座るのが基本です。またタンデムの場合は「前席がエンジン」「後席がハンドル」と理解しておいて下さい。もちろん二人の息を合わせてパドリングするのですが、方向や力加減などは後席の人がキャプテンとなって決めます。ですから筋力的に推進力の高い低いで座席を決めるのではなく、経験で座席は決めましょう。もちろん後席の方は「人の命を預かっている」という心の準備をして乗艇しましょう。
カナディアンカヌーでも「沈」はあります
船腹が広く多少の体重移動ではひっくり返らない構造のカナディアンカヌーですが、「沈(ひっくり返ること)」はあります。特に初心者から少し慣れてきた頃が一番多く、慢心から起こるヒューマンエラーがほとんどです。沈による損失は装備などだけではありません。寒い季節や沖合での沈は命の危険さえあります。常に初心を忘れずに緊張感を持って乗艇しましょう。