PCのショートカットキー操作で最も有名な「Ctrl+C」のコピーと「Ctrl+V」のペースト(貼り付け)、いわゆるコピペはPCでの事務作業にとってなくてはならない機能である。しかし、Windows OSのコピー機能は1件しか保存できないという欠点がある。そのため、たくさんコピーしたい場合、一度コピーした情報を別の場所に貼り付け、また別の情報をコピーしては貼り付けるという作業が発生する。しかし、「Clibor」というフリーソフトを使えば、コピーの履歴を最大1万件まで保存できる。Cliborの使い方と便利な機能を紹介しよう。
Cliborとは

(画像=Cliborで作業効率をアップしよう(画像はイメージ)、『BCN+R』より引用)
Cliborとはクリップボード(コピー)の履歴を管理するソフトである。コピー履歴は最大1万件まで保存可能で、履歴の中から活用したい情報を選択し、貼り付けられる。また、クリップボードの履歴とは別に、定型文の保存も可能である。
例えば、よく使う文章を定型文に保存しておき、必要なときに定型文から選択し、貼り付けられる。本記事ではクリップボード履歴と定型文への活用、FIFOモード・LIFOモードを紹介する。特にFIFOモードについては、使い方のコツを理解すると、あなたの仕事の生産性を高められるだろう。
Cliborの使い方
Cliborの使い方について、(1)ダウンロード方法、(2)便利な設定方法、(3)クリップボードの履歴管理、(4)定型文の登録、(5)FIFOモードの五つのポイントに分けて紹介する。