目次
近江八幡の魅力2:琵琶湖の絶景が素晴らしい八幡山
近江八幡の魅力3:近江八幡の名称発祥の地「日牟禮八幡宮」

近江八幡の魅力2:琵琶湖の絶景が素晴らしい八幡山

水郷めぐりと八幡山!近江八幡王道の見どころを散策!
(画像=『たびこふれ』より引用)

近江八幡の観光の中心にあるのが八幡山です。豊臣秀次により1585(天正13)年に八幡山城が築かれましたが、実質的な築城主は豊臣秀吉。信長が築いた安土城に代わる近江の拠点でしたが、秀次が秀吉により切腹を命じられ、廃城となりました。

石垣などの城跡は残っており、山麓から八幡山ロープウェイで山上に向かいます。ロープウェイ運賃は大人片道500円、6歳以上12歳未満の子ども250円、往復は890円で子どもは450円です。

水郷めぐりと八幡山!近江八幡王道の見どころを散策!
(画像=『たびこふれ』より引用)

ロープウェイから山上に駅に到着すると、最初に西の丸跡に行きましょう。そこから琵琶湖とその先に見える比良山系の山々が見渡せます。

また西の丸跡の横から出丸跡に抜けられる道ががあり、また西の丸後からさらに先に進むと北の丸跡があります。それぞれの場所からは異なる眺望が見られますので、ぜひ3ヶ所とも回ってみましょう。

水郷めぐりと八幡山!近江八幡王道の見どころを散策!
(画像=『たびこふれ』より引用)

八幡山の山頂付近で、ひときわ高いところにあるのが本丸跡です。標高271.9m地点になっている本丸跡には、村雲御所瑞龍寺門跡があります。これは秀次母で秀吉の姉に当たる日秀尼公が、秀頼の菩提を弔うために京都村雲の地と瑞龍寺の名前を、後陽成天皇から賜り創建されました。1961(昭和36)年に八幡山に移築されています。

宗派は日蓮宗で、日蓮宗では唯一の門跡寺院(もんぜきじいん:皇族や公家が出家して住職を務める寺院)です。山上には本堂の他、金色に塗装された金生稲荷大明神が祀られています。

そのほか、八幡山ロープウェイが2014年に恋人の聖地として認定されました。そのため山頂には大きく「LOVE」と書かれたモニュメントがあり、恋人たちのフォトジェニックスポットにもなっています。

近江八幡の魅力3:近江八幡の名称発祥の地「日牟禮八幡宮」

水郷めぐりと八幡山!近江八幡王道の見どころを散策!
(画像=『たびこふれ』より引用)

近江八幡市の「八幡」名称発祥の地が、日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)です。伝承では西暦131年に13代天皇の成務が即位した際に、家臣の武内宿禰(たけしうちのすくね)に命じて大国主の神(大嶋大神)を祀ったのが始まりです。

その後15代天皇の応神がこの地で休憩した際に、日輪の形をふたつ見たことから祠を立て日群之社八幡宮と名付けました。当初は八幡山に上野八幡宮がありましたが、秀次が八幡山城を築く為に、上の社と下の社が合祀されます。江戸時代は近江商人の守護神として厚い崇敬を集めました。

水郷めぐりと八幡山!近江八幡王道の見どころを散策!
(画像=『たびこふれ』より引用)

日牟禮八幡宮と改称したのは意外に新しく、1966(昭和41)年に神社本庁の別表神社に加えられた時のことです。

主祭神は、誉田別尊(ほむたのすめらみこと:応神天皇)、息気長足姫(おきながたらしひめ:神功皇后)、比賣神(ひめがみ:三姫神の御霊)です。

水郷めぐりと八幡山!近江八幡王道の見どころを散策!
(画像=『たびこふれ』より引用)

境内の本殿と拝殿は、現代にいたるまで繰り返し修復されており、手間の楼門(随神門)は1971(昭和46)年に復興、境内にある能舞台は、1899(明治32)年に新築されています。

このほか、1590(天正18)年以来続いている、左義長祭の説明や金婚式を祝った夫婦の方の奉納品、馬の神像などがあります。