目次
撤収のポイント
帰宅後のメンテナンス

撤収のポイント

いつもより時間がかかる

【ファミキャン】キャンプの雨対策!ソロキャンプとの違いとは?
(画像=Photo byJerzyGorecki、『暮らし〜の』より引用)

雨が降っている場合、撤収作業にいつもより時間がかかります。撤収時間は「普段の1.5倍は必要」と想定して、チェックアウトの時間から逆算して取り掛かるようにしてください。

いつもならチェックアウトの1時間前から作業に取り掛かりますが、30分前から分担しながら作業しました。

割り振りの例

  • A:テント内コット・シュラフの収納→テントの撤収→タープの撤収
  • B:タープ下のテーブル・チェアの収納→積み込み準備→積み込み

設営の逆から

テントやタープなど、大きくてかさばるものを車内の下に積載するのが一般的ですが、雨の場合はテントやタープを最後に収納するため、撤収後どこへ積むのかを考えておきます。

テント内の荷物や寝具類とタープ下のテーブルやチェアなどから片付け始めます。濡らしたくないものは、一旦タープの下にグランドシートを張って仮置きしておきましょう。

テントの撤収

テントの撤収は、まずガイロープとペグを外します。ペグに水分や泥をつけたままにしておくと、サビて劣化してしまう原因です。ウェットティッシュなどで拭いておきましょう。ガイロープは束ねて結んでおいてください。

ペグを片付けたらテントをたたみますが、雨降りの場合、完全に乾かしての撤収はできません。そのため、たたむ前にテントを振って水分を可能な限り払っておきましょう。

タープの撤収

タープを撤収する前に、仮置きしておいたギアを車内へ移動させておきます。最後に積載場所の微調整が必要となる場合が多いため、軽いものは後部座席に入れておきましょう。タープもテントと同様にペグ・ガイロープを外し、濡れているときは水分を払っておいてください。

ドライバッグを活用

濡れたテント・タープ生地をそのまま収納袋に入れると、フレームなどもすべて濡れてしまいます。大きめサイズのドライバッグを準備しておくと、ほかのものを濡らさずに持ち帰れるので準備しておくとよいでしょう。ドライバッグ以外にも45L以上のポリ袋を複数枚常備しておくのもおすすめです。

帰宅後のメンテナンス

疲労回復を最優先に

【ファミキャン】キャンプの雨対策!ソロキャンプとの違いとは?
(画像=Photo by zunsanzunsan、『暮らし〜の』より引用)

雨の中でのキャンプはとても疲れます。特にファミリーの場合、気遣うポイントが多くソロキャンプよりも疲労困憊になりがちです。キャンプ以外に立てていた予定も白紙にして、帰宅するほうが安全でしょう。

帰宅後は、濡れた衣服や食材などを家の中に入れておくことを優先し、しっかりと身体を休めてください。

また、お風呂に浸かるのは面倒に感じてしまいますが、30分程度は入浴してから休むようにすると疲労回復も早まります。

テント・タープのメンテナンス

雨に濡れたテントやタープは、きっちりメンテナンスをすると撥水性を保ったり、劣化を避けたりできます。

まずは収納袋から出して、庭やテラスなどに広げておきましょう。気温が高い季節は、カビや雑菌が繁殖するため、できるだけ早いうちに取り掛かるとよいでしょう。

濡れている場合は木の葉や草を取り除きにくいため、乾かしてからゴミを掃くようにすると簡単です。

シュラフ・コットのメンテナンス

テント内装備のコットやシュラフも見た目では濡れていなくても、湿度が高い状況で一晩使用すると、多くの湿度を含んでいることがほとんどです。シュラフは陰干ししておき、コットは一度収納袋から出してフレームは外気に当て、キャンバス生地も乾燥させておきましょう。