「お金持ちにお金が集まる」が意外に正しい納得の理由5つ！

「お金はお金の持っている人に集まる」
「お金は居心地の良い人の所に集まる」

このような話を聞いたことがあるだろうか。

スピリチュアルな話なのかと疑う人もいるかもしれないが、実はそうではない。意外と論理的に証明できる話なのだ。

そこで今回は、お金がお金持ちの所に集まるという話が本当なのか考えていこう。

お金はお金持ちの所に集まりやすい！

お金を持っている人には、お金を生み出す力と貯める力、そして運用する力が備わっている。だからお金が減りにくい仕組みができあがっている。つまり、お金はお金持ちの所に集まりやすく、お金持ちの考え方を身につけられれば、自分もお金持ちの仲間に入れるかもしれないというわけだ。

では、お金がお金持ちの所に集まりやすい背景や理由についてはどうだろうか。

お金持ちは、お金を貯める目的も使う目的も明確だ。短期・中期・長期の計画をしっかり立てて、それに伴って必要な行動をとる傾向にある。そのため、「何となく気に入ったから購入する」という不明瞭な買い物が少ないのだ。

無駄遣いが少ないからお金が貯まる、お金が貯まるから自分の目的を達成しやすいという構図である。

お金持ちはお金の使い方が上手だ。見えるものだけでなく、見えないものへの投資もしている。つまり自己投資だ。

自己投資によって、さらに自分の価値を高めようと努力している。本を購入したり、セミナーに参加したりすることにお金を使っている。

何にでも自己投資すれば良いのかというとそうではない。自分の目的達成につながるのか、必要なことなのかをしっかり考えてから投資先を選んでいるのだ。

自己投資でセミナーなどの勉強会に参加すると、さまざまな人と知り合いになれる。ただし、良い人ばかりとは限らない。中には、自分を悪いほうへ導いていく人もいるかもしれない。

お金持ちは人と知り合う機会が多いため、出会った人がどのような本質を持っているか、見極める力にも長けている。

褒めてばかりくる人ではなく、自分のことを思って注意してくれる人を選ぶなど、どのような人と付き合えば自分にとって有益になるのかを考えて人脈づくりをしているのだ。

投資やビジネスでは、時にリスクをとって挑戦しなければならないときがある。

リスクを恐れて考え込んでいると、チャンスは逃げてしまうだろう。だからといって、実力以上の挑戦をしたり周囲に傲慢な対応をとったりしていると、足をすくわれることもある。

常に謙虚でポジティブに、そして行動力と慎重さのバランス力を持つことが必要なのだ。

貯蓄することも大切だが、日本の預金のように低金利では、今ある預金を倍にするまでに膨大な時間がかかるだろう。「お金に働いてもらう」という意識を持って、投資することも大切なのだ。

お金持ちは、自己流の投資ルールを持っている。例えば、「収入の〇％を貯蓄、その貯蓄が△円になったら□％を投資へ」といった投資で増えたお金をさらに投資するためのルールだ。

投資先についても一攫千金を狙うような高リスク商品への集中投資を行わず、分散投資するなど戦略をきちんと立てている。

お金が集まる人は、目的を明確にし、実現するために何が必要なのかを洗い出している。そして目的達成に向けて自己投資をして自分を磨き、良い友人関係を築くことで、有益な情報が集まっているようだ。

行動力と謙虚さ、慎重さのバランス力を持つと、自分の周りにもお金が集まってくるのかもしれない。

文・山村望愛（ファイナンシャル・プランナー）
国立大学経済学部卒業後、大手証券会社に入社。約8年間、窓口にて個人向けの資産運用アドバイスを行う。夫の転勤を機に退職し現在はライターとして活動中。投資初心者向けの記事などを執筆している。