目次
ランニングフォームはなぜ大切なのか
正しいランニングフォームでの走り方のコツ①
ランニングフォームはなぜ大切なのか
ランナーが目指すのはひとつ
ランニングフォームには、絶対的に正しいフォームというものがあるわけではありません。実際、プロのマラソンランナーのランニングフォームは微妙に異なるし、だれもが同じランニングフォームで走っているわけではありません。しかし、すべてのランナーが目指しているものは同じで、無駄なく、効率よく、疲れない姿勢で走り切るということです。快適に走ることができたら、楽しく走ることができるようになります。だからこそ、とくに初心者の方は、基本のランニングフォームで理想の走りを実現することが大切となります。
理想の走り方を思い描いて基本に忠実に
ランナーそれぞれの個性を生かした効率のよいランニングフォームこそ、基本のランニングフォームといえます。人にはそれぞれ個性があるように、ランニングフォームにも個性があり、身体の骨格、筋肉の量やつき方、体を動かすときの癖なども異なります。そのすべてを考慮して、身体機能を効率よく使うことができたら、ランニングの際、疲れない走り方を実現することができるし、走るのが楽しくなってきます。まずはランニングをしてみて、フォームのコツや改善のポイントを確認し、あなたに合った走り方を見つけていきましょう。
正しいランニングフォームでの走り方のコツ①
姿勢をよくする
正しいフォームでランニングを行う際のコツとして、とくに意識したいのが姿勢です。ランニングの練習中、とくに長距離や中距離を走るときなど、徐々に姿勢が猫背になってしまいます。初心者の方は、ランニングの最中は姿勢をつねに意識して、上半身が大きく動かないように意識しましょう。姿勢がよくなると、ランニングフォームがきれいになると同時に、疲れない走り方ができるようになります。ランニングフォームの中で姿勢は基本中の基本です。理想的なフォームに近づくためにも意識してみましょう。
姿勢を正すには視線を遠くするとよい
姿勢を意識してランニングしても、まだ猫背になってしまうという方は、視線を一定にさせるとうまくできることがあります。視線は走る歩幅やスピードなどにもよりますが、5~10mほど先の地面にしておくと、姿勢がぶれることなく、まっすぐ走ることができます。わずかに前方に視線を集中することで、体が反れたりすることもなくなります。ただし、首が下を向かないように意識して走るようにしましょう。