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アイゼンの装着方式による選び方まとめ
雪山でアイゼンを使った歩き方

アイゼンの装着方式による選び方まとめ

3種類のアイゼン装着方式を紹介しました。 軽アイゼンの場合は、自ずとバンド式となります。 10~12本爪アイゼンの場合は、ワンタッチ式かセミワンタッチ式のどちらかになります。選び方として、靴から外れにくく、装着の手軽さを考えると、どちらかというと、セミワンタッチ式の方がおすすめでしょう。

雪山でアイゼンを使った歩き方

アイゼンを装着した状態での歩き方は、慣れていないと、なかなか難しいです。足に重いアイゼンをつけて歩くと、バランスが取りにくいです。 アイゼンによる歩き方をしっかり訓練して、安全に雪山登山できるようにしましょう。

雪や氷で滑りやすい斜面の歩き方

アイゼンをつけた状態の歩き方は、地面に対して、靴が平行になるように、足踏みします。こうすることで、アイゼンの爪が、雪や氷の斜面にしっかり刺さり、体を安定させることができます。 傾斜があるところでも、斜面と平行になるよう、靴を斜めに傾けます。 このように、地面に対して平行に踏む歩き方を、フラットフッティングといいます。アイゼンによる歩き方は、フラットフッティングが基本となるので、ぜひマスターしましょう。

アイゼンとは?初心者のための「アイゼン」基本知識ガイド!
(画像=出典:yamakei-online.com/beginners/step08_2.php、『暮らし〜の』より引用)

急な斜面の歩き方

ただし、あまりに傾斜が急な場合は、アイゼンの前爪を斜面に蹴りこみながら、歩行します。このような歩き方を、フロントポイントといいます。 フロントポイントによる歩き方は、雪が多くて傾斜がきつい、本格的な雪山で必要な技術になります。

アイゼンとは?初心者のための「アイゼン」基本知識ガイド!
(画像=出典:yamakei-online.com/beginners/step08_2.php、『暮らし〜の』より引用)

パンツの裾やスパッツに、アイゼンを引っかけないようにしよう

アイゼンの爪は、自分のパンツの裾や、登山用スパッツによくひっかかりやすいので、歩き方に注意が必要です。 特に、10~12本爪アイゼンは、爪の長さが長いので、余計ひっかけやすいです。ひっかかると、パンツやスパッツが破れて、冬山の冷たい風が侵入してくる、なんて悲惨な状況になります。 そのような状況を避けるため、アイゼンによる歩き方は、ガニマタ気味にして、かつ、フラットフッティングを心がけましょう。

アイゼンとは?初心者のための「アイゼン」基本知識ガイド!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

アイゼンをひっかけて、少し破けた冬山用スパッツです。黒い生地が破けているのが分かると思います。