雪山登山は、夏山では得ることのできない魅力があります。一方で、氷と雪の斜面ですべって、滑落事故を起こす危険性があります。滑落しないよう、安全かつ快適に登山するために、アイゼンが必要になります。本記事は、アイゼンの種類、選び方および歩き方についてまとめました。
アイゼンとは?
アイゼンとは、雪や氷の斜面を登ったり、下ったりする際に、滑り止めのために登山靴の底に装着する、登山道具のことです。
冬に登山する際には、アイゼンは、必要不可欠な道具です。 春や秋でも、標高の高い山に行く場合や、夏に雪渓などを歩行する際にアイゼンは必要になります。
冬の雪山登山の魅力
登山は春から秋に行くことが多いと思いますが、冬の山は全く違った表情を見せます。 春から秋は、木々の緑や紅葉が見られますが、冬には、それらが雪ですっぽり覆われ、真っ白になります。その景観は非常に美しいものです。
特に、晴れた青空と一面の銀世界の雪山は最高です。高い木々は雪がびっしりつき、モンスターと呼ばれる樹氷に変形し、それもまた、美しいです。
冬の雪山に登るには、色んな装備や登山技術が必要です。雪山を登る大変さと引きかえに、素晴らしい景色と、難しい雪山を制覇した達成感により、最高の気分を味わえます。 このように、雪山は、春から秋の登山にはない魅力があります。雪のない山しか登ったことがない方には、是非とも、雪山登山に挑戦してほしいものです。