目次
爪の本数や構造の違いによる、7種類のアイゼン、その選び方
軽アイゼン(4種類)
爪の本数や構造の違いによる、7種類のアイゼン、その選び方
アイゼンは、爪の数、構造の違いにより、多くの種類があります。 色んな種類のアイゼンを、ルート、標高、時期などによって、使い分けます。 以下に、大きく、軽アイゼンと本格的なアイゼンに分けて、計7種類のアイゼンを紹介します。 初心者の方は、あまりにたくさんの種類があって、選び方を迷うでしょう。 それぞれのタイプのアイゼンについて理解し、自分の行きたい山や目的にあった、アイゼンを用意しましょう。
軽アイゼン(4種類)
軽アイゼンは、主に、冬の里山や低山、秋と春の1,000~2,000m級の山で使います。ここでは、4種類の軽アイゼンを紹介します。
1. 4本爪アイゼン
4本の爪を持ったアイゼンで、靴の土踏まずの部分に装着します。軽くてコンパクトに収納できるので、いざというときに便利です。ただ、爪の数が少ない分、傾斜がきついところでは、あまり滑り止めの効果を発揮しないでしょう。 よって、冬に里山や低山へ登るとき、もしものために使う、という位置づけのアイゼンです。
エバニュー|4本爪アイゼンバックル式 EBY013 軽アイゼン
![アイゼンとは?初心者のための「アイゼン」基本知識ガイド!](https://cdn.moneytimes.jp/500/259/UqCOrTQxdftAvGdBblvxKsidziOlNGvU/0ab174fa-3d69-4160-afab-9e52f7058e54.jpg)
2. 6本爪アイゼン
6本爪アイゼンは、4本爪アイゼンに比べて接地面が多いため、氷や雪の斜面に対して、滑りにくくなります。夏の雪渓歩きや、冬の低山に使うといいでしょう。また、秋や春でも、もしかしたら雪があるかもしれないという山へ行く場合に、ザックにしのばせておくと、安心でしょう。 6本爪アイゼンは、本格的な冬山に登らない方でも、必ず持っておきたいベーシックなアイゼンとなります。
![アイゼンとは?初心者のための「アイゼン」基本知識ガイド!](https://cdn.moneytimes.jp/600/450/ebAztdVyQnUCPphYCrOzRMrsXmzWcPFD/25a423b7-4ca1-4bc4-babb-086e897f9dbc.jpg)
6本爪アイゼンです。
3. 8本爪アイゼン
ベーシックな、6本爪の軽アイゼンよりも、2本だけ爪が多い、8本爪アイゼンは、比較的急な雪の斜面にも対応できるので、6本爪よりもさらに安定感が増します。 6本爪よりも少し重くなることを許容すれば、より幅広い冬の低山で活用できるでしょう。
![アイゼンとは?初心者のための「アイゼン」基本知識ガイド!](https://cdn.moneytimes.jp/600/600/BTABQXoPoWVyhCHQPuHzSIryvTzodIbg/6de0efb9-9d08-4632-a204-c78def2c8c91.jpg)
8本爪アイゼンです。
4. チェーンアイゼン
なだらかな斜面の低山では、チェーンアイゼンを使うこともおすすめです。 通常の軽アイゼンより爪が短いので、急な斜面では滑り止めの効果が少し弱いですが、装着が手軽で、靴下を履くような感覚で装着できます。 冬に、ちょっとした、なだらかな低山のハイクをしたいというときに、あると安心でしょう。
![アイゼンとは?初心者のための「アイゼン」基本知識ガイド!](https://cdn.moneytimes.jp/600/600/aDUSsTgFPBQAgGSJLJoPjtIZxCkSRzsA/f1d8ef33-8440-4b31-a467-e2a2ec2da67d.jpg)
チェーンアイゼン(チェーンスパイク)です。