目次
空気清浄機の掃除方法5:漬け置き洗い
空気清浄機の掃除方法6:加湿器内を拭く
空気清浄機の掃除方法5:漬け置き洗い

汚れが軽度であれば、水洗いだけで大体のカビや水垢は解消できるでしょう。しかし、擦って水洗いしても全然ヌメリやニオイが取れない場合は、漬け置き洗いを行う必要があります。漬け置き洗いには2種類の方法がありますので、汚れの状態に合わせて使い分けてください。
カビ汚れやヌメリには重曹
触ったときにヌメヌメ感や嫌なニオイは、酸性の汚れ(髪の毛やカビ)が原因です。このタイプの汚れには、アルカリ性の洗浄効果がある重曹が効果的です。加湿トレイやフィルターが入る大きめの桶にぬるま湯を張って、そこへ重曹を適量入れてください。
1時間ほど漬け置きしたら再び水洗いすることで簡単にヌメリやニオイが解消されるはずです。ヌメリ・ニオイには重曹と覚えておきましょう。
重曹がない場合は漂白剤でも可
「重曹なんて家に置いてないし、使う用途があまりないよ。」という方は、塩素系漂白剤でも酸性汚れを落とすことが可能です。
ただし、漂白剤は重曹の何倍もの消毒・消臭効果を持っているので、加湿フィルターには使わず、トレイのヌメリを取る目的で使用しましょう。塩素漂白剤の強烈なニオイが苦手な方は、重曹を入手してください。
白い塊(水垢)にはクエン酸

ヌメっとした感じやニオイはそこまできつくないけど、ざらざらした白い塊(水垢)が目立つ場合は、クエン酸で漬け置きしましょう。空気清浄機はカルキを含む水道水を使うため、定期的に掃除していないと、蒸発しないカルキは水垢となって蓄積され続けます。
水垢はアルカリ性の汚れなので、その反対の性質をもつクエン酸で中和することが可能です。
重曹とクエン酸を混ぜても効果は薄い
汚れに応じて2つの漬け置き洗いをするのは、面倒に感じることもあるでしょう。重曹とクエン酸を混ぜると、化学変化を引き起こしてシュワシュワ発泡します。すると水垢を落とす効果は激減してしまいますので、重曹とクエン酸は混ぜないことをおすすめします。
空気清浄機の掃除方法6:加湿器内を拭く

加湿トレイとフィルターの水洗い・漬け置き洗いが完了したら、機械に取りつける前に、加湿器の内部を拭き掃除しましょう。
機械の中は水洗い出来ませんが、この中にも水垢が多く溜まっているので、クエン酸をしみ込ませたマイクロファイバーウエスで綺麗に拭きあげてください。
水垢の除去が大事な理由
空気清浄機は室内の空気を循環させることが仕事になりますが、固形物である水垢をそのままにしてしまうと、空気の流れが悪くなったり詰まりの原因になったりしてしまいます。
そんなトラブルを避けるために、水洗い出来ない箇所もしっかり拭き掃除して水垢を無くしていきましょう。
メンテナンス(お手入れ)方法を紹介
空気清浄機の掃除はそこまで複雑な作業はありませんが、日々のメンテナンス次第では、毎回洗剤不要の水洗いだけで完結させることも可能になります。汚れを溜めにくくする方法や、空気清浄機を効率よく使って長持ちさせる方法などを紹介します。
丁寧なお手入れを心がけるだけで、空気清浄機は長持ちするだけでなく、不要なエネルギー使わないため電気代の節約にもなります。毎日のちょっとしたメンテナンスですが、よくチェックしてみてください。
空気清浄機のメンテナンス(お手入れ)方法1
使い捨てプレフィルターをつける
空気清浄機用 使い捨てプレフィルター

メンテナンスフリーとまではいきませんが、使い捨てのプレフィルターを空気清浄機の後ろパネルに張り付けておくだけで、フィルターにゴミが溜まりにくくなり掃除が断然楽になります。
また、プレフィルターにつくチリ埃は、よく目に見えるので家の中がどれだけ汚れてるのか、再確認することもできます。簡単なお手入れですので、ぜひ試してみてください。
プレフィルターはこまめに取り替えよう
メンテナンスを助けてくれる使い捨てプレフィルターですが、汚れを溜めたままで空気清浄機を運転してしまうと、吸い込み力が弱くなってしまうデメリットがあります。なので交換はマメに行うことをおすすめします。
空気清浄機のメンテナンス(お手入れ)方法2
部屋ごとの使い方を理解する

リビングと寝室では空気清浄機の使い方が大きく異なります。この違いを知ることも大切なメンテナンスの1つと言えるでしょう。例えば食事をするリビングでは「脱臭」の機能を有効活用することができますが、寝室では不要な方もいるでしょう。
個室では、冬になると「加湿」の機能が活躍しますが、だれもいない玄関先では加湿機能はいりません。無駄な運転を避けることでメンテナンスが楽になり、機械の長持ちに繋がります。
自動運転はなるべく控えよう
空気清浄機の自動運転モードは、ワンタッチで空気中のあらゆる汚れを感知して浄化してくれますが。必要以上に働かせてしまうことにもなるので、電気代は高くつき機械の寿命も縮めてしまうこともあります。
自動運転に任せるのではなく、あらかじめお部屋に必要な機能を理解してピンポイントで稼働させていくことが大事です。
空気清浄機のメンテナンス(お手入れ)方法3
月1回の掃除が理想
電気代を抑えたりゴミを溜にくくしたり、いろいろなメンテナンスがありますが、やはり1番効果的なお手入れはマメな掃除に限ります。各フィルターに掃除機をかけて、水洗い可能なフィルターは簡単にすすぐ。
これだけの作業を月に1回行っていれば、1回あたりにかかる掃除時間は大幅に短縮されて、洗剤や重曹も使わなくて済みます。
部屋の掃除も忘れずに
空気清浄機のお手入れを突き詰めると、生活している部屋の掃除が肝心になってきます。床に掃除機をかけて、いつでも埃がたちこめない清潔な空間をキープできていれば、空気清浄機にかかる負担も少なくなるでしょう。
空気清浄機のパワーばかりに頼らず、自分で出来る部屋のお掃除も忘れずに行っていきたいですね。