コースタイム
- JR猿橋駅発(9:00発)
- 登山口(9:10)
- 神楽山(9:45)
- 御前山(10:00~10:15)
- 沢井沢ノ頭(10:35)
- 馬立山(10:50~11:00)
- 札金峠(11:25)
- 九鬼山(12:15~13:30)
- 禾生駅着(14:40)
歩行距離:8.6km / 歩行時間:約5時間 / 標高差(累計):登り951m、下り868m
登山道中レポート
それでは出発から下山~その後まで詳細をレポートしましょう。9:00出発起点はJR中央本線の猿橋駅南口(標高320m)。昨日降った雨のおかげで空は青くすみきっています。まさに登山日和です。ではレッツゴー!今回もおなじみの「チームK」の面々です。

駅から住宅街の一般道を歩くこと10分。トンネルを抜けカーブの途中右側に登山口があります。「熊出没注意」の看板が。。。(このルートあちこちに笹も生えてました)


このコースは方向を示す標識があちこちに設置されており、道に迷うことはありませんでした。

登山口から縦走最初の神楽山まではしばらく急登が続きます。

ぐんぐん登っていくので、あっという間に大月の街なみが眼下に広がります。眺望が良い登山道は気持ちよく歩けるから好きです。


道が崩れた箇所も少なく歩きやすかったです。

九鬼山に向かう本ルートから左に5分位それたところに神楽山があります(標識あり)。

9:45神楽山登頂(標高673.9m)。歩き始めて45分で標高差約350mを登ったことになります。

神楽山頂は狭く眺望もよくないのでワンタッチで引き返し、御前山(ごぜんやま)へ向かいます。

神楽山から御前山までは15分。登り基調ですが、それほどきつくはありません。


10:00御前山登頂です。(標高:720m)

今回の九鬼山ルート上で1、2を争う眺望抜群の山頂です。山頂は岩だらけで断崖絶壁、さほど広くないので写真撮影に気を取られて足を滑らさないよう注意が必要です。松と富士山とのコントラストがGOODです。気持ちのよいこの場所で15分休憩をとりました。


では御前山山頂からの眺望を動画でどうぞ~
御前山~沢井沢ノ頭~馬立山までの約35分間は尾根づたいのフラットで歩きやすい道が続きます。

うわっ!

木が根っこごとはがれて倒れていました。これも台風の影響なのでしょうか。。。

沢井沢ノ頭を通過します。

10:50馬立山登頂。(標高797m)

うんうん、順調にきているな、九鬼山山頂までこのルンルン気分のままいけそうかな。。。と思いきや、

馬立山から、今日これまで登った標高を帳消しにするくらい急激な下りが約30分続く。。トホホ。(下るのに一生懸命で写真撮れませんでした)

下りきったところが札金峠。ここは標高630mなので馬立山から一気に160m下ったことになります。

下ったと思ったら・・・

再び急登です。このルート、なかなか簡単には進ませてくれません。

山腹の道では崩れた箇所もあり、ロープが張ってあります。滑落しないように慎重に足を運びます。途中「紺屋の休場」という開けた広場がありました。(そこでランチをしている人もいました)

山道の途中ですれ違った礼儀正しい男性の足下は、地下足袋の底にわらじを組み合わせた姿でした。山岳小説「孤高の人」の加藤文太郎さんを思い起こしました。
そして猿橋駅から登り始めて3時間15分(休憩約25分含む)で今日のピーク「九鬼山」です。


12:15秀麗富嶽十二景・十番山頂「九鬼山」登頂。(標高970m)

では九鬼山からの眺望を動画でどうぞ~
山の案内には九鬼山は山頂は木が茂り眺望がよくない(山頂直下の天狗岩、富士見平の方が眺望良し)と書いてありましたが、九鬼山頂からもしっかり富士山を拝むことが出来ました。

もしかすると山頂付近の木を伐採したのかもしれません。富士山が見える側が斜面が開けていたのでそこに腰を下ろし、昼ご飯にしました。

今日の私のメニューは、洋風です。ポタージュスープにフォカッチャ(テレビCMでこの組み合わせを観て一度山でやりたかったのです!)さらにチーかま、そして赤ワインです。山頂での温かい食べ物、飲み物はなによりのごちそうです。

私の個人的イチオシスープはポッカの「じっくりコトコト濃厚クラムチャウダー」です。

フォカッチャはPascoのこちらです。

他のメンバーのランチをのぞき見しました。

どうですか、この本格的料理。うにクリームパスタハンバーグ添えです。山ごはんへの並々ならぬ力の入れ具合(笑)がわかります。続いては、

アハハ、見た目はイマイチ(笑)ですが、カレー味のカップラーメンを先ず麺だけ食べた後、残りのスープをコッフェルにあけ、ごはんを入れてカレーリゾットに。やるじゃないですか、ラーメンとリゾットの、「一粒で二度美味しい」パターンです。一口ご相伴に預かりましたが、味は抜群でした。山では限られた食材を如何に活用するかが重要ですので、このやり方、アリです。(ダブル炭水化物なんてことは気にしなくてよいのです!)続いては・・・

わかりますか?鶏スープです。具は鶏皮。濃厚でコクのある熱々のスープ。これを山頂で食べることを想像してみてください。「美味しくないはずがない!」です。山でのお酒の飲みすぎはマナー違反ですが、こういうつまみ、もとい、ごはんがあればお酒が進むのも致し方ないでしょう。たっぷり1時間10分の宴会、もとい昼食休憩を取って、山頂から富士の秀麗を愛でたのでした。

九鬼山から富士急行の禾生(かせい)駅まで一気に下ります。

進むのは「杉山新道ルート」。禾生駅まで550mの標高差を下るのですが、この道はとても歩きやすかったです。馬立山~札金峠の急な下りとは段違いの歩きやすさです。道は緩やかで広く、階段や木の根っこもほとんどみられない快適な登山道でした。私は下りが苦手なので、この下りの道はとても気に入りました。

九鬼山頂から約1時間で里に下りてきて、更に10分程度一般道を歩いて禾生駅に到着します。(途中コンビニあり)

禾生駅には14:40着。ここから河口湖方面へ2駅先の都留市(つるし)駅まで乗車します。(15:03発)


山登りになぜかあう静かで小さな駅です。


なぜ都留市駅に行くかというと・・・