目次
しょうがの栽培方法のポイント6
家庭菜園でしょうがを栽培するときの注意点1
しょうがの栽培方法のポイント6
しょうがを収穫
しょうがは7初旬~8月下旬ごろから収穫を楽しめます。葉が3~4枚開いた7月の初めの頃は、植え付けた種しょうが(古根)を地中に残ししたまま摘みとった「筆しょうが」が楽しめます。柔らかでまだ辛味少ないためそのまま味噌などをディップにして味わえます。葉が7~8枚付いた頃は、新しい根が少し大きくなった頃で、葉付きのまま収穫すると「葉しょうが」として楽しめます。そのままにして夏を越し10月下旬~11月上旬の晩秋の頃まで待つと、葉が黄色く枯れてきます。その頃になると根が十分大きくなったみずみずしい「新しょうが」を掘り出すことができます。新しょうがを掘り出した後のものは、種しょうがとして翌年利用できます。
家庭菜園でしょうがを栽培するときの注意点1
しょうがは連作障害がある野菜
翌年もしょうがを栽培する場合に注意しなければならないことは、しょうがは連作障害がある野菜だということです。そのため翌年も同じ場所に栽培しないように注意しなければなりません。連作というのは文字通り、翌年も同じ場所で同じ野菜を栽培することです。連作障害とは、翌年も同じ場所で同じ野菜を栽培すると育ちにくく、あるいは育たないという性質のことです。すべての野菜が連作障害があるわけではありませんが、しょうがは連作障害がある性質の野菜なのです。
しょうがの連作障害の対策
連作障害に考えられる原因は、収穫後の土壌に前年に育った野菜の根に寄生していた害虫などが発生してしまい、土の環境が崩れることや、同じ野菜を連作することで、同じの微生物だけが集まり特定の病原菌が増えてしまうので、翌年の野菜の生長に悪影響を及ぼすことなどが考えられています。こんな障害がしょうがは出やすい性質なのです。そのためしょうがは一度作った場所ではしばらく栽培せず、間隔をあけて栽培するのが連作障害を予防する対策です。間隔をあける期間は野菜によって違いますが、しょうがの場合は1年は間隔をあけるのが好ましいです。ほかの野菜では2年も3年も間隔をあけなければならないものがあることを考えると、たった1年は短い期間です。
プランターの場合は毎年用土を替える
プランターでしょうがを栽培する場合、翌年もそのプランターでしょうがを栽培したいのであるなら、用土を新しいものに替えて栽培しましょう。そうすることで連作障害を予防できます。もしくは翌年は用土を再生し、1年は違う野菜を育ててみるのもおすすめです。地植えの場合も同様で、翌年は土壌を耕し、1年間は違う野菜や草花を楽しむとよいですね。