配管・配線をコーテープで巻く
エアコン配管の屋外部分をコーテープで巻きます

コーテープは非粘着性のテープで、エアコンの配管をひとまとめにして劣化を防ぎ見栄えをよくします。主に屋外部分を巻きますが、屋内でも配管を渡すときはバラけないように巻くことがほとんど。場合によっては屋内もダクトカバーをします。コーテープは非粘着性のテープなので、巻き始めと巻き終わりはビニールテープではがれないように留めておきましょう。
巻き方は原則時計回りで下から上へ
コーテープを巻く手順ですが、屋外は原則テープ内に水が入らないように巻き始めは室外機側で上に向かって時計回りに巻き付けていきます。巻き付ける時は、少し引っ張り気味にしてシワやタルミが出ないように気をつけながら巻き付けます。
綺麗に巻けなくて見た目が気になる場合は専用のダクトカバーを取り付けるのも手

見た目が汚くなるのが嫌だという場合は、コーテープを巻く前にダクトカバーを壁につけて、エアコン用の化粧ダクトカバーで覆ってしまうのも手です。手順は増えますが固定も簡単で、綺麗に仕上げることができます。
真空引きをする
エアコンの配管内に溜まっている空気を抜きます

エアコンの配管内には、そのままだと空気が溜まっておりエアコン内のガスを薄めてクーラーの冷えを悪くする原因になします。そこで、真空ポンプで真空引きをして配管内に残っている空気をあらかじめ抜きます。
真空ポンプの吸引側をエアコン室外機の真空引き用バルブに取り付ける
真空ポンプをエアコンにセットする手順を紹介します。真空ポンプ吸引側のバルブを、エアコン室外機の配管接続部分付近にある真空引き用のバルブに取り付けます。吸引側のバルブ先端にネジがついていますが、真空ポンプ稼働前に締めるとガス抜けが起きてクーラーの性能低下につながるので、先端ネジは緩んだままにしてバルブをしっかり閉めておきます。
真空ポンプの使い方

真空ポンプで真空引きをします。真空ポンプの使い方はいたってシンプルで、電源をコンセントに繋いでスイッチをオンにするだけです。ただ、オイル切れはポンプの故障の原因になるので真空ポンプのオイルの残量を工事で使う前に必ず確認しましょう。
5分間真空ポンプを動かして配管内の空気を抜きます

真空ポンプのバルブを手順通り室外機の真空引き用バルブに繋いだら、真空引き用バルブのネジを緩めたままで真空ポンプの電源を入れます。真空ポンプが動き始めたら、真空引き用バルブのネジを締めて配管内の真空引きを始めます。時間の目安は5分間です。
真空ポンプを外して室外機のガスバルブを緩めます
5分間真空引きをした後まず真空引き用バルブのネジを緩めて、室外機内に空気を入らないようにします。この手順を怠って真空ポンプを外すと空気が入ってしまうので注意です。ネジを緩めたら、真空引き用バルブを外して、袋ナットを締めます。配管側のバルブ開閉用の袋ナットを太い低圧用と細い高圧用両方開けて、中の六角をアーレンキーを使って緩めます。緩める順番は高圧の細い方が先です。