目次
オキフエダイはお刺身にします
メアジは簡単な「なめろう」にします

オキフエダイはお刺身にします

オキフエダイをさばく

【連載】釣って食べるシリーズ第16弾!これもヤマトベ?とりあえずお刺身で!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

頭を落としたらよく水洗いします。内臓についているオレンジの塊りは、卵巣や精巣ではなく単に「脂の塊」です。煮付けると旨いのですが、今回は使いません。お刺身を切るまでにさまざまな行程を経ますが、その際に「まな板」と「手」「包丁」などの汚れには細心の注意を払います。特にサンゴなどが生えている海域の魚は内臓や皮にその臭いが付着します。せっかく身に臭みが無いのに自分の手や包丁から臭いが移らないようにします。

血抜きも完璧!

【連載】釣って食べるシリーズ第16弾!これもヤマトベ?とりあえずお刺身で!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

きれいな身ですね。私は釣ってすぐに血抜きをしますが、最近よく動画などで「締めてから血を抜く」というのを皆さんやっておられるようですね。私は大きめの魚ならこめかみに刃を入れて血抜きと締めを同時にしますが、小さめの魚は基本簡単にエラ切りで血抜きだけします。寝かせないのであればこのほうが身がしっとりとして(硬くならない)、作り方に左右されずモチモチ感が味わえますよ。

メアジは簡単な「なめろう」にします

メアジをさばく

【連載】釣って食べるシリーズ第16弾!これもヤマトベ?とりあえずお刺身で!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

この料理の作り方はかなり執拗にアジを包丁で叩きますので、小骨があってもあまり気にならない程度にまで骨は粉砕されます。小さめのアジならば腹骨を漉(す)き、皮を剥ぐだけで充分です。大きめのアジならば骨抜きで血合い骨を抜くか、血合いごと落としてしまいましょう。細かいさばき方は魚さばき記事を最後にリンクさせておきますね。ここではコツだけ紹介しておきます。

メアジのなめろう作り方(1人前)

用意するものは新鮮なアジ1尾。調味料は味噌を親指第一関節分の大きさ・醤油小さじ1・うま味調味料一振り。薬味に大葉2枚・長ネギ3㎝・生姜一欠け、できればミョウガ半欠け。まずはアジを粘りが出るまで包丁で叩いていきます。粘りが出たら味噌と醤油を加えてさらに叩きます。うま味調味料を振り、すべてみじん切りにした薬味とともに最後に混ぜ込んでいきます。簡単でしょ?ただしこれですとアジの大きさによっては薄味になりますので味を見て醤油の量を調整します。

なめろうという名称について

実はなめろうという言い方は千葉方面の方言らしく、まったく同じ作り方なのですが、私の育った漁師町(千葉のお向かいの県)ではこれを「アジのタタキ」と呼んでいました。結婚してアジのタタキとして嫁(東京出身)に食わせたところ「これはタタキではない」と言われ、あえなく私の中でタタキはなめろうに名称変更されました。アジを小口切りにしたものがタタキなんですと。