春にかけて日本中で大風が吹きます。おかげで釣行できないどころか無理して釣りに行きリールのライントラブルに泣くことも(実話)。風に弱いPEラインがリールスプールに絡まった場合、かなりの量を残して切ることがあります。その時にPEライン同士を結束できるのでしょうか。

目次
PEラインは風に弱い?
PEライン同士の結束は必要なのか?

PEラインは風に弱い?

【連載】PEラインとPEラインの結束は可能なのか?またその方法は?
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

まずは言い訳から入らせていただきます。先週から始めた「土日で釣った魚の報告を火曜連載でする企画」が土日の強風で釣行に出られそうもありません(この記事は土曜日に書いています)。ええ、もちろん私は試みましたよ。事実金曜日の深夜12時を過ぎた瞬間「よし、土曜日になった。今日はイカ釣りだ」と意気込んで出掛けたのですから。

強風の中エギを嫁さんと必死に投げました。そこで嫁さんのエギングロッドに異変が。スピニングリールがバックラッシュしてしまい、かなりの量のPEラインを捨てるハメになりました。PEは横風に弱いんです。

PEライン同士の結束は必要なのか?

基本的には必要ありません

【連載】PEラインとPEラインの結束は可能なのか?またその方法は?
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

PEラインにはとても強い繊維が使われています。PEが「ポリエチレン」の略なのはご存じでしょうか。そう、簡単に言えば「プラスティック」ですね。これを極細い繊維にします。それを4本や8本使い、撚り(より)合わせたのがPEラインです。

プラスティックの特徴として「軽い」「伸びない」「劣化しずらい」などがありますが、その特徴をそのまま繊維でも再現しています。「伸びない」特徴があるため急激な力が掛かるとパチンと切れてしまいます。ですからショックリーダーを付けますが、大概はこのショックリーダーの交換だけで済みます。

特殊な場合はした方がいいかも

またPEラインは、真っ直ぐ引っ張った時の強度は高いのですが、横からの「擦れ(スレ)」には弱いという弱点があります。現場で一番多いのが、魚に抵抗されて根に潜られて切られる「根ズレ」。そしてもう一つがジグなどを投げた瞬間に切れる「高切れ」。これらはどちらも擦れて切れたものです。

この他にリール部やガイド部でのバックラッシュでキンク(巻き捻じれ)が起きてしまいそこで切らざるおえない場合などがありますが、ライン交換するには惜しい量がスプールに残っている場合はどうしても継ぎたくなりますよね。