不動産屋は見た！家庭にないと不便な設備5選

新型コロナウイルスの影響で、最近では家にいる時間が増えた人が多い。しかし、家にいる時間が長くなり、「実は、これがないと不便だ」と気づくことも多々あるはずだ。

では、「家にないと不便な設備」はどんなものだろう。不動産のプロが解説してくれた。

浴室乾燥機

浴室乾燥機は、雨の日や夜の時間帯でも洗濯物を乾かすための必須設備だ。

浴室乾燥機には、洗濯物を乾かし浴室をカビから守るだけでなく、暖房や涼風などの機能もついている。

また外に洗濯物を干すと花粉がついてしまうが、浴室内で洗濯物を乾かせば洗濯物に花粉がつかない。花粉症を患っている人にとっても重要な設備と言える。

そのほか、暖房機能を使うことで真冬に入るお風呂が快適になるなど、浴室乾燥機を備え付けることにはメリットが多い。しかし、使いすぎは電気代に影響が出るので賢く活用したい。

床暖房は、足元が冷えやすい人にとって必須設備だ。真冬にエアコンをつけていても暖かい空気は上にたまり、冷たい空気は下にたまってしまう。そのため、足元が冷えやすい人は床暖房で冬を快適に過ごすことができるだろう。

また、小さい子供がいる家庭ではヒーターを使いたくないところもあるだろう。子供がヒーターに触れてしまう可能性があるからだ。その点、床暖房なら安全に使用できるという点でメリットが大きい。

食洗機は、食器を洗うのが苦手な人にとって必須設備だ。

食洗機を使えば、単純にお皿を洗う時間が短縮できるだけではなく、手荒れの防止や節水にもつながる。最近では、工事不要の食洗機も人気となっている。

ただし、普段使用する食器の量が食洗機に収まるかどうかは事前に確認しておきたい。

IHクッキングヒーターは、快適な環境で調理したり掃除したりしたい人にとって必須設備だ。

ガスキッチンと比べると、IHクッキングヒーターは火を扱わないので快適な環境で料理ができる。また、さっとふき取るだけできれいになるので、掃除も簡単で便利な設備といえるだろう。

ただし、停電が起きてしまった場合には使えなくなるため注意が必要だ。

床下収納は、収納スペースを上手に活用したい人にとって必須設備だ。

特に、水やお米、調味料などをまとめ買いする人にとって、収納スペースはどんなにあっても足りない。

来客があったときなどに買い込んでいるのを見られたくない人も、床下収納を活用すると良いだろう。

今回紹介した設備は、ないと不便な設備ばかりだ。電気機器が多数を占めていたが、電気代が高騰しやすいこれからの季節、使いすぎには注意したい。

文・高槻翔太（不動産・金融ライター）
不動産・建設の土地有効活用のコンサルティング営業を6年、人材業界の法人営業を半年を経験し現職。FPや顧客の資産運用の経験をもとに、不動産や金融メディアで執筆を行っている。得意分野は不動産、不動産にかかわる税務、金融。