今まで包丁お手入れ記事なども書かせていただいてきましたが、実は一番使用頻度の高かった三徳包丁が現在使用不可となっております。持ち手の部分が錆で折れてしまったのが原因なのですが、これを三徳包丁ではなく、うなぎ裂きにも使えるペティナイフに改造していこうと思います。
目次
三徳包丁ってなんだろう?
歴戦の勇者「当家の三徳包丁」
三徳包丁ってなんだろう?

(画像=『暮らし〜の』より引用)
牛刀(一徳・肉)、菜っ切り(二徳・野菜)、柳刃(三徳・魚)という、基本の料理がすべてこなせるのが三徳包丁です。日本では「文化包丁」とも呼ばれますが、英語圏では逆に「サントクナイフ」で呼び名は固定されています。日本で生まれ進化した包丁ですが、洋食から和食まで幅広く使える「両刃」の刃物です。ご家庭で料理をするのならこれ一本で大概の料理は出来てしまうので、料理初心者にも優しい優れものです。
歴戦の勇者「当家の三徳包丁」
柄の中(中子)が錆びて折れました

(画像=『暮らし〜の』より引用)
丁寧に使っていたつもりでしたが、柄の中の「中子」が錆びて折れてしまいました。この包丁はとにかく使用頻度が高く、ほぼ毎日何らかの食材を切ってきました。薄刃の両刃で切れ味が鋭く、手入れが簡単なのでついつい使いすぎました。結果柄の中の水分が充分に切れないうちに使い続けてしまい、中子を錆びさせてしまいました。ある日突然ぐにゃんと刃が上を向き、折れたところから抜けてしまいました。
こんな感じに削っていきます

(画像=『暮らし〜の』より引用)
中子を溶接してまったく元通りにすることも不可能ではありませんが、どうせなら三徳以上の機能の付いた包丁にしようと少し短くします。油性ペンで削っていく場所に印を付けます。これでいわゆるペティナイフ的な使い方とうなぎ裂き的な使い方のできる大きさになると思います。この時点で一番怖いのは「全部が中途半端」になることですが、そんなことは気にせずにどんどん先に進みます。