釣り方
シーズン前半は、G2~2B辺りのウキを使用した半遊動仕掛けが使いやすいが、2~3ヒロでアタリが出るなら0号ウキを使った軽い仕掛けが自然で食いもいい。タナが深く風も強い状況では、半遊動の方がしっかりタナ取りができるしナジみが早い。
土日に混雑する状況なら、釣り座の前で早くナジませるためにも半遊動だろう。仕掛けがナジんで潮のヨレに乗れば、ゆっくり沈むようにガン玉追加で調整しよう。
タナはさしエサが取られる辺りを狙うが、エサ取りが多くエサが取られ過ぎるときは、少しずつタナを浅くして少しずつ沖寄りを狙う。取られないときはタナを深くし、仕掛けを磯際に寄せる。ダメなら沖を深めに釣る。どこかでドンピシャのポイントがあるはずだ。
アタリがあれば3つ数えての遅アワセ。シーズン初期には、30m遠投で潮下を狙う手もある。00ウキなどで沖を沈ませて待っていると、バチバチっとアタリがくる。
釣れないと深場、深場へと意識がいくが、逆に浅場の磯でアタリが多くよく釣れることもある。
![【2022年・中部】寒グレ狙いフカセ釣り入門 エサ取り減って大型好機](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/12/56ecb3db4c1caceb930a1631cb9b945c.jpg)
湧きグレ
最近は紀東でも湧きグレが出ることがある。水面をパクパクしているからと、そこにばかり合わせようとしないこと。ウキ下は1~1.5ヒロ程度、群れの下を狙う。下の方が型がいいし、ウロウロしているヤツが食う。
さしエサがウキから近いと食わない。ウキを沈めると警戒する。ウキの直下以外にはガン玉は打たずにフカせる。オキアミを磯の上で乾かせば、沈まずに水面が釣れる。大きめのウキで遠投するが、下膨れ型のウキは着水音が大きく群れが沈む。
強風や流れによってまきエサがたまると、磯際や地方の浅場までグレがくる場合がある。湧きグレというより乱舞だが、そんな潮に当たれば40cmオーバーの2ケタ釣りも夢ではない。私は昨シーズン2回達成している。
例えば古和浦の平家とハナレとの水道。昨年あの後ろ側のサラシに乱舞することがあった。
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ラインの張り
基本的にグレ釣りはラインの張りを意識して釣るが、張ると釣りにくい状況もあり絶対ではない。アタリが渋いときはやや張り加減を強めて、積極的に穂先でコツコツアタリを取るようにする。スパッと一気にウキを持っていくような高活性のときは、やや緩めていいだろう。
張り加減が分からないならたまにサオ先を潮上に上げ、スーッとラインを真っすぐにして緩める「時々の張り」をするといい。ラインが真っすぐになるとアタリが伝わりやすく、また誘いになる。
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