アウトドアではすっかり定番なガスバーナーやガソリンストーブと比較すると目立たない存在のアルコールストーブ。しかし、そこにはアルコールストーブにしかないメリットがたくさん!そんな隠れた名バイプレイヤー、アルコールストーブの魅力や簡単な自作方法を紹介していきます。

目次
はじめに
アルコールストーブのメリット

はじめに

そもそもアルコールストーブって?

アウトドアにはアルコールストーブ!その魅力と簡単にできる自作方法を解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

アルコールストーブとは文字通り燃料に液体アルコールを使ったストーブのことです。使い方は非常に簡単で燃料となるアルコールを入れてマッチやライターなどで着火するだけです。それだけで長いものでは20分以上の長い時間美しい青い炎を出し続けます。原理も単純で、小型でありながら力強く青い炎を出すその姿に魅了される登山家やキャンパーは多いです。


アルコールストーブのメリット

小型で軽量

アウトドアにはアルコールストーブ!その魅力と簡単にできる自作方法を解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

アルコールストーブは仕組みが単純でパーツが少ないので、非常に小型で軽量です。燃料も例えば日帰り登山でしたらアルコール100ml程度なので、燃料含めて約200gです。小型なのでケトルや小さいクッカーなどに入り収納も場所を選びません。なので荷物を軽量化したい登山家やバックパックキャンパーの方に特におすすめできます。サブバーナーとしても荷物への影響が少ないのでおすすめです。

燃料が手に入りやすい

アウトドアにはアルコールストーブ!その魅力と簡単にできる自作方法を解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

燃料用アルコールは全国の薬局やドラッグストアで購入可能です。燃料用アルコールといわれると大半の方にとってあまり馴染みのない商品かもしれませんが、ほとんどのドラッグストアに置かれていますのでいつでもどこでも簡単に手に入ります。ですので万が一燃料を用意し忘れた場合、登山で一般的なOD缶は購入できる場所が限られてしまいますが燃料用アルコールはドラッグストアさえあれば購入できます。

故障が少ない

アウトドアにはアルコールストーブ!その魅力と簡単にできる自作方法を解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

アルコールストーブは原理が簡単なので、パーツが少なく故障がほとんどありません。ですのでガスバーナーなどのようにガスが出てこないといった致命的な故障が起きにくいです。手荒に扱わなければ10年以上同じアルコールストーブを使うことも可能です。ただし、ゴムなどの劣化しやすい部分がある商品もあります。壊れにくいからと放ったらかしにせず、火を扱っているということを十分に理解して定期的なメンテナンスをしてください。


寒くても着火する

アウトドアにはアルコールストーブ!その魅力と簡単にできる自作方法を解説!
(画像=Photo bypasja1000、『暮らし〜の』より引用)

アルコールストーブは燃料であるアルコールに着火するだけの簡単な仕組みなので、低温度下で一発で着火できます。春秋の肌寒い明け方の時間はもちろんのこと、冬のキャンプや氷点下をはるかに下回る雪山でも簡単に着火できます。ガスストーブは10度を下回ると通常より高価な寒冷地用燃料が必要になります。しかも-10度を下回ってしまうとそもそもガスストーブでは工夫しないと着火すらしなくなってしまいます。

燃費がいい

アウトドアにはアルコールストーブ!その魅力と簡単にできる自作方法を解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

持ってくる量にもよりますが、アルコールストーブは燃費がよくガスバーナーと比較しても長時間燃焼させることが出来ます。ガスバーナーの多くは250g缶で約1時間ですが、アルコールストーブは120ml程で約1時間燃焼させることが出来ます。500ml持っていけばおよそ4時間燃焼されることが出来ます。連泊など補充ができない場合に高燃費は頼りになります。