目次
アスリートに聞く!やっぱりマラソンに怪我はつきものですか?
大久保さんが怪我予防に心掛けていることは?

アスリートに聞く!やっぱりマラソンに怪我はつきものですか?

マラソンと怪我の関係は?

【特別連載】マラソンに怪我はつきもの?予防策やシューズの違いをアスリートに聞いてみた!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

さくらドッグ(以後さくら):大久保さん、今回もよろしくお願いします。まずマラソンのイメージとして「怪我」は切り離せないと思いますが、いかがでしょうか?

大久保絵里さん(以後敬称略):さくらさん、よろしくお願いします。ランナーレベル全般においてトレーニング・栄養・休養のバランスをしっかり行うこと、ランニングフォーム・自分に合うランニングシューズを選ぶことを意識するだけで怪我につながる可能性は低くなります。

怪我につながる原因

さくら:怪我につながる原因の主なことはどういうことでしょうか?

大久保:トレーニングばかり行っていて、栄養や休養・ストレッチなどのケアを挟まないと貧血や筋肉の疲労回復ができなくなること。他にも

・ランニングを行わずに栄養ばかりを意識し過ぎて食べ過ぎるとウェイトオーバーになり、ランニング時に自分の脚や身体全体に衝撃が加わること。

・ランニングを行ってもずっと休養期間が続けば身体はなまってしまい、ランニングに必要な筋力や走力などランニングに必要な能力が低下してランニングを再開した時に身体が思うように動かすことができなくなること。

・ランニングフォームが乱れていること

・ランニングシューズが自分の脚やランニングフォームに合っていないこと

このようなことが考えられます。

ランニングの基礎を理解しながら、身体の状況に合わせて組み込めば怪我は予防できます。

さくら:いずれの場合も自分自身がどのような状況であるかを把握することが大切なポイントですね。

大久保さんが怪我予防に心掛けていることは?

アスリートの怪我予防

【特別連載】マラソンに怪我はつきもの?予防策やシューズの違いをアスリートに聞いてみた!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

さくら:大久保さんが現役時代から今も気をつけていることはどういったことでしょう?

大久保:先にお話したこと全てですね。トレーニング・栄養・休養のバランスとその土台になる心の状態を自分で敏感に察知することです。

ランニングの基礎理論を理解しながら、そのときの身体状況に合わせていくことができれば、怪我を防ぐことはもちろん、少しずつコンディションが整い身体も心も軌道に乗り目標に近づけることができます。

前回もお伝えしましたが自分を知るということはとても大切だと思います。

本当の意味で自分を知る

さくら:なるほど、やはりそうですね。「自分を知る」と言うのは身体のコンディションや心の状態など全てを過不足なく見られるようになることが大切なことですね。

例えば自分の能力を過大に評価するとオーバートレーニングや疲労の蓄積になり、過小に見積もるとレベルアップにならないと言うことでしょうか?

大久保:そのとおりです。