目次
【使用前】登山靴の手入れ方法
【使用後】登山靴の手入れ方法
【使用前】登山靴の手入れ方法
使用後はもちろんのこと、使用前も登山靴・トレッキングシューズの手入れをしておくと安心です。使用前にチェックしておくことで、万が一故障があった場合にも早めに対処できるでしょう。使用前の基本的な手入れ方法を紹介します。
必要な道具
使用前のメンテナンスには、撥水・防水スプレーと登山靴用のブラシを準備しましょう。撥水・防水スプレーは、その名前の通りトレッキングシューズの内側に水が侵入するのを防ぎ、劣化しにくい状態を作ります。
また撥水・防水スプレーによりコーティングをすることで、汚れがつきにくくなるのもポイントです。これらの道具は使用後のメンテナンスでも必要になるので、登山を楽しむことが多い方は準備しておいてください。
手順①撥水・防水スプレーを吹きかける
まずはトレッキングシューズの靴紐を外してください。靴紐がついたままだと、細かな部分まで撥水・防水スプレーを吹き付けにくくなります。靴紐を外すのは面倒に感じる場合がありますが、きちんとしたメンテナンスのために必要だと思いましょう。
靴紐を取り外したら、撥水・防水スプレーを満遍なく吹きかけます。少し離したところから全体にスプレーが行き渡るようにしてください。
手順②ブラッシングを行う
撥水・防水スプレーを吹きかけたら、乾くまで待ちます。きちんと乾いたことを確認してから、専用のブラシを使ってブラッシングをしましょう。汚れが残っているところは、特に重点的に取るようにしてください。
全体のブラッシングがけが終わったら、使用前のメンテナンスは完了です。登山をする前日にメンテナンスを行っておくと、当日になって慌てて手入れをしなくて済むのではないでしょうか。
【使用後】登山靴の手入れ方法
使用後の登山靴・トレッキングシューズは、しっかりとメンテナンスを行うことが大切です。ゴアテックスや合成皮革などいろいろな素材がありますが、基本的な洗い方に大きな違いはないので、基本的な方法をチェックしましょう。
必要な道具
![これで長持ち!登山靴のお手入れ方法を徹底ガイド!使用後の正しい洗い方はコレ!](https://cdn.moneytimes.jp/600/411/OkdfXbcEzwegHQYkQSJyXwRblEnlUacF/50439cc6-5109-4766-a949-d397bd836a71.jpg)
使用後のメンテナンスでも、撥水・防水スプレーと専用のブラシを準備します。この他に柔らかいスポンジとぬるま湯、タオルを準備してください。
もしひどい汚れがついている場合はブラシやスポンジでは対処できないため、専用のシュークリーナーを準備する必要があります。汚れの度合いによって判断して、必要な道具を揃えることが大切です。
洗い方①靴紐を外してブラッシング
最初に、靴紐を外します。靴紐に汚れがついている時は、ネットに入れてから洗濯機で洗うのがおすすめです。また、靴紐はどのようについていたか忘れてしまいがち。元に戻せなくならないように、靴紐がついた状態を写真に収めておくと安心です。
靴紐を外した後は、ブラシを使います。ランドラバーのゴムの部分やミッドソールなどについた汚れをブラシで落としましょう。軽い汚れなら、ブラシで大体落ちます。
洗い方②内側のソールを外して水洗い
![これで長持ち!登山靴のお手入れ方法を徹底ガイド!使用後の正しい洗い方はコレ!](https://cdn.moneytimes.jp/600/399/swLFJByHdFiwEVwwrqgInRVSWnTMsIfc/9a9dd11a-d267-4b90-acfb-38da1f9ed472.jpg)
ブラシでも落とし切れない汚れがある場合は、ぬるま湯とスポンジを使って洗います。まずは内側に入っているソールを外し、砂やゴミを落としてください。スポンジをぬるま湯に浸して絞り、内側の汚れを優しく拭き取ります。
内側の汚れが落ちたら、次に外側の汚れに取り掛かりましょう。ランドラバーのゴムの部分などに泥汚れがつきやすいので、しっかり落とすのがポイント。もしぬるま湯で落とせないなら、専用のクリーナーを使ってください。
洗い方③靴底に詰まった石を取る
内側や外側の目に見える部分だけでなく、靴底にも注目しましょう。使用後のトレッキングシューズの靴底には、石が詰まっている場合があります。手で取れない場合は、マイナスドライバーを使うと取りやすいです。
ただし力を入れすぎると靴底が傷つく原因になるため、優しく取り除くようにしてください。詰まった石を放置すると、どんどん取りにくくなるので早めにメンテナンスしておくと安心です。
洗い方④登山靴の内側にタオルを入れて乾燥
![これで長持ち!登山靴のお手入れ方法を徹底ガイド!使用後の正しい洗い方はコレ!](https://cdn.moneytimes.jp/600/399/qYgKmTWKxTZrzucyfZMkmsdzSQOuKUZw/a2c509ef-ddc5-4c37-9332-4aa279a3bec0.jpg)
乾いたタオルを使い、内側
と外側
の両方についた水分を拭き取ります。きちんと拭き取っておくことで乾くまでの時、『暮らし〜の』より引用)
間が短縮され、登山靴の劣化を防ぐことが可能です。
続いて登山靴にタオルが入っていることで、乾燥が早くなるでしょう。もし適当なタオルが見つからない場合は、丸めた新聞紙を入れても大丈夫です。
ゴアテックスでもきちんと乾燥させて
内側に水が侵入しないように加工が施されているゴアテックスでも、十分に乾燥させることが重要です。表面が乾いているように見えても、内側には水分が残っている場合があります。カビの原因になるため、時間をかけて乾燥させてください。
洗い方⑤撥水・防水スプレーを吹き付ける
1日かけてしっかりと登山靴を乾燥させたら、仕上げに撥水・防水スプレーを吹きかけてコーティングします。全体にスプレーを吹きかけたら、再び風通しの良い場所で乾燥させてください。
皮革部分には保革剤を
合成皮革や天然皮革の部分がある登山靴の場合は、撥水・防水スプレーをかける前に保革剤を塗りましょう。保革剤によって栄養を与えることによって、きれいな状態を保ちやすくなります。
もし保革剤を塗る手間を減らしたいなら、保革剤が入った撥水・防水スプレーを使うのがおすすめです。必要に応じて、道具のラインナップに入れておきましょう。
洗い方⑥靴紐を付け直す
![これで長持ち!登山靴のお手入れ方法を徹底ガイド!使用後の正しい洗い方はコレ!](https://cdn.moneytimes.jp/600/399/kiiEXmvkNcSkSAzZJVeOMEFpRQUtdmiG/0bab801a-fc91-4815-9d1c-095a9ecd085b.jpg)
完全に乾燥してスプレーが定着したら靴紐を付け直します。元通りに靴紐を結べたら、メンテナンスの完了です。
必要な道具さえ揃っていれば初心者でも簡単に使用後のメンテナンスが行えます。最初は手間に感じると思いますが、慣れてくればすぐにできるので使用後の手入れを忘れないようにしてください。
Point 洗い方のまとめ
- 軽い汚れはブラシ、ひどい汚れはスポンジ+クリーナーで
- 内側までしっかりと乾燥させる
- 撥水・防水スプレーでコーティングする