「お金を貯めるための方法は、頑張って収入を増やして、できるだけ支出を減らすこと」

そう考えている方は多いだろう。しかし、その方法では「お金持ち」にはなれないかもしれない。

なぜなら、一般的に「富裕層」と呼ばれる階級の人々は、庶民には考えられない行動をとっているケースがほとんどだからだ。

そこでこの記事では、お金持ちが実践している非常識な行動を5つ、紹介しよう。

非常識な行動1:お金は貯めない

本当のお金持ちで貯金に精を出している人はあまりいない。お金持ちの考え方は、「お金は貯めるのではなく増やすもの」。そのため、資産は貯金ではなく投資に回している。

「資産をすべて投資に回すのは恐ろしい」と思うのが一般人。しかしお金持ちは逆で、「利息もほとんどつかないのに、ただお金を口座に眠らせておくだけなんてバカバカしい」という考え方なのだ。

非常識な行動2:旅行に持って行く服は「現地調達」

海外旅行へ何を持って行くだろうか?洋服に衛生用品など、身の回りの物を一式持って行く人がほとんどだろう。しかし、お金持ちは違う。基本的に着替えは現地調達する人が多い。そして日本に帰る際は、現地で購入した服はすべて捨ててしまう人もいる。

お金持ちは、現地でその土地の気候やTPOに合う洋服が売っているのに、わざわざ文化や気候が違う日本で探す必要はない……と考える。そして、外国仕様の服を日本で着ることはないのだから、持って帰っても荷物になるだけ。だからこそ「洋服は旅先で買って、旅先に置いて帰る」。お金持ちが大切にしているのは「合理性」なのだ。

非常識な行動3:すぐに人の真似をする

生活や考え方において、誰かの真似をしている、というお金持ちは非常に多い。人の真似をするという行為は、「自分で考える力がない」「オリジナリティーがない」など、マイナスなイメージが強い。

しかし、お金持ちは「こうなりたい」と思う憧れの人の嗜好や生活習慣を積極的に取り入れている。そうすることで、「人生を成功させるマインド」を構築しているのだ。

非常識な行動4:自信過剰な発言をする

謙虚さこそ美徳である。これは多くの日本人が持っているマインドだ。それゆえ、過剰なくらい自分に自信を持っている人は、「あの人は身の程知らずだ」などと思われ、煙たがられてしまうだろう。しかし、お金持ちの多くは、自分に絶対的な自信を持っており、それを決して隠そうとはしない。

実は、この「自分へのゆるぎない自信」こそが成功のカギなのだ。「自分は絶対にお金持ちになれる」「自分は絶対大丈夫」と思っているからこそ、どれだけ苦しくても時間がかかっても、前を向いて進むことができる。つまり、お金持ちの人たちは「お金持ちになるまで決して諦めなかった人たち」というわけだ。

非常識な行動5:大学に行くことに意義を見出さない

良い大学を出て、良い会社に就職することこそ裕福な生活への近道、と考えている人は多いだろう。しかし、本当のお金持ちは大学進学に意義を見出してはいない。中には、大学に進学してもすぐに中退してしまう人もいるくらいだ。大学に行くよりも、社会に出て「働くこと」について学ぶべきだと考えている。

お金持ちになるにはまず「常識」を見直そう

お金持ちになりたい、と思ったら常識の枠に縛られてはいけない。大切なのは「これで当然」を疑うことだ。そうすればきっと、「お金を呼び込む人」になれるかもしれない。

まずは、お金持ちの人たちの行動やマインドをしっかり観察することから始めてはどうだろうか。

文・大中千景

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