ツェルト設営のポイントは?
どこで張るか?
ツェルトを張る場所は、できるだけ平坦で、風を遮るために木陰や岩陰が望ましいです。沢の傍は、雨で増水したら流されてしまうので避けましょう。 ビバークを決めたときに暗くなっていると、ツェルトを張る場所を探すのが難しくなります。ビバークは、暗くなる前に決断して、早めに適地を探すようにしましょう。
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地面の冷気対策
ツェルトを張った地面はかなり冷えるため、ビバークのときは、地面からの冷気を対策する必要があります。テント泊のときのように、エアマットや銀マットがあればよいのですが、緊急時にはそんな便利なアイテムは持っていないでしょう。 地面からの冷気対策としては、体の下に荷物やザックを置く、落ち葉や小枝を敷くなどして、なんとか乗り切るようにしましょう。
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風雨や結露の対策
ツェルトの防水性は、一般的なテントほど高くなく、通気性もあまりよくないので結露しやすく、生地が濡れた状態になりやすいです。その生地に体が接触した状態で寝泊りすると、体温が低下してしまいます。 ツェルトを立てた状態で使う場合は、中で傘をさしたり、同行者で両サイドの生地をおさえるなどして、できるだけ空間を広く保てるように工夫しましょう。
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ツェルトの選び方は?
ツェルトは、緊急時に使うもので、テントを持参しない場合は、いつでも登山に持っていく必要があります。そのため、軽量、コンパクトであることが重要になってきます。 ツェルトを選ぶ際は、自分が山に行くときの人数から、ツェルトの収容可能人数を決め、できるだけ軽量、コンパクトなものを選びましょう。
居住性を重視したモデルもある
ツェルトは、ビバークで使う以外に、一般的なテントのように使うこともできます。その使い方をする場合は、より居住性が高い機能を有したモデルを選ぶ必要があります。そのようなモデルは、ツェルトの弱点である、防水性を高めた生地やゴアテックス生地を用いたものがあります。 さらに、フライシートも合わせて使うと、風雨に対して防水性を高めることができるでしょう。 一方で、居住性を重視するあまり、軽量性やコンパクトさが失われたり、他のアイテムで荷物がかさばったりしては、ツェルトの意味がなくなるので、どのようにツェルトを使うのかよく検討しましょう。
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