最近の車の寿命は13年から15年ほどとされる。しかし、運転の仕方などによっては寿命を縮めてしまうこともある。ここではメンテナンス不足など以外で、車の寿命に直結するNG行為を合計6つ紹介する。

運転中のNG行為3選

まず、運転中にしてはいけない行為から挙げていこう。

急ブレーキ・急発進・急ハンドルはNG

急ブレーキ、急発進、急ハンドルなど「急」がつくような運転は、タイヤやサスペンション、ステアリング、車体など車の各部へ瞬間的に強い負荷がかかるのでNGだ。そうした乱暴な運転を繰り返していると、部品の摩耗やへたりが早まるだろう。走り始める前にしっかりとエンジンの暖気を行うことも心掛けたい。

停車した状態でハンドルを回すのはNG

停車した状態でハンドルを回す「据え切り」を行うと、タイヤやサスペンションに負荷がかかる。駐車場などでしてしまいがちだが、少しでもいいから車を動かしながらハンドルを操作するようにしたい。

信号待ちや下り坂でギアを「ニュートラル」に入れるのはNG

AT車で信号待ちするたびにギアを「ニュートラル」に入れると、トランスミッションの劣化が早まる。信号待ち程度の停車であれば、ギアは「ドライブ」のままでブレーキを踏んでいるほうが、トランスミッションへの負荷はより少ない。

信号待ちでギアを「パーキング」に入れると、走り出すときに操作ミスで「バック」ギアに入れてしまい事故を招くこともある。信号待ちでは、ギアは「ドライブ」のままブレーキを踏んでおくのが基本だ。

一方、下り坂でギアを「ニュートラル」に入れるのもNG。ギアの機構にとってマイナスの働きとなり、エンジンブレーキもきかず、かえって燃料を消費してしまう、いいところなしの操作といえる。

停車時のNG行為3選

次に停車時にしてはいけないことを挙げてみよう。

車止めにタイヤを押し付けるのはNG

駐車時は、車止めにタイヤがあたるところまで下げるのが普通だ。しかし、強く押し付けたまま駐車してしまうとタイヤやサスペンションに負荷をかけてしまう。短時間の駐車なら問題はないが、長時間駐車する場合は、車止めからわずかにタイヤが離れる位置に止めたほうがいい。

ギアを「パーキング」に入れてからサイドブレーキをかけるのはNG

停車時に、ギアを「パーキング」に入れた後にサイドブレーキをかけると、トランスミッションに負荷がかかることがある。

正しくは、ブレーキを踏んで停車したら、踏んだままサイドブレーキを入れ、次にギアを「パーキング」に入れてからブレーキペダルから足を離すようにする。

発信時はその逆に、ブレーキペダルを踏んだままギアの「パーキング」を解除し、サイドブレーキを解除して、ブレーキペダルを離すことになる。

長期間の停車はNG

車を長期間停車させたまま放置していると潤滑オイルが流れ落ち、次に走らせたときに通常よりも大きな負荷が車にかかってしまう。車の寿命に配慮するなら、短い距離でいいので週に2〜3回くらいは走らせるようにしたい。

文・モリソウイチロウ(ライター)
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカード分野では専門サイトでの執筆経験もあり。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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