一般的には人気があるのに、なぜか本当のお金持ちは買わない家があることをご存じだろうか。お金を稼ぎ始めてから日が浅かったり、一時的に財を成していたりするような「成金的な金持ち」と、人生に対する価値観を持ちながらお金の使い方を決める「本当のお金持ち」では家の買い方が違うと不動産業界に勤務する椎野さん(仮名・30代男性)はいう。

不動産スタッフが気づいた、本当のお金持ちが絶対買わない家3パターン

本当のお金持ちが絶対買わない家の特徴を聞いたところ、椎野さんは「タワーマンション・新興住宅街の家・風呂の狭い家ですね。」と答えてくれた。

タワーマンション

「お金持ちが住むという印象のあるタワーマンションですが、本当にお金を持っている人は避ける傾向にあります。」と椎野さんは語る。

プライベートの時間を過ごす大切な場所として思い入れのある家。購入するなら、やはり自分の思い通りの間取りにしたい、ライフステージに合わせて増改築も考えられるということで、制約のあるタワーマンションよりも一軒家を選ぶのだそう。

新興住宅街の家

新興住宅街の家は、ファミリー層に人気のあるイメージだが、お金持ちは、職場からどうしても遠くなる新興住宅街の家は好まない傾向だ。お金さえあれば古くからある高級住宅街の方が広い土地を手に入れやすく、治安も良いため暮らしやすい。

「現役世代の富裕層は仕事優先の方も多いため、職場の近くで利便性の高い場所に高級な賃貸物件を見つけて暮らす傾向にありますね。」と椎野さんは言う。職場を移動する場合も、簡単に引っ越しできるため、賃貸暮らしのお金持ちは案外多いそうだ。

風呂の狭い家

続けて、椎野さんは「お風呂にはこだわり、広いバスルームを確保するお金持ちの方は多いですね」と教えてくれた。バスタイムはオンオフの切り替えにいい場所であり、ゆったりできる広さにこだわるケースが多いのだという。

マイホーム選びもお金持ちならではの視点あり

不動産屋の椎野さんにお聞きして感じたことは、マイホーム選びひとつとってもお金持ちならではの視点があるということ。特に、賃貸暮らしのお金持ちも意外と多いことに驚いた。

転勤の可能性があるなら賃貸にする、プライベートを過ごす場所は快適にするなど、お金持ちでなくても参考にできる部分は参考にして、家選びをしてみてはいかがだろうか。

文・藤森みすず

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