Hasselbladと相性抜群、デザイン性もテンションが上がる
Lux Seniorはオールドカメラとも相性抜群だ。見た目がとにかくフィットするのでLeicaやFujiなどオールド調のデジカメとともに使うのはテンションが上がる。
また、古いHasselbladとの相性も良い。Hasselbladはレンズシャッターを採用しているため、前述した日中シンクロが1/500秒のシャッタースピードでも可能。したがって夕方など少し暗くなるタイミング以外でも日中シンクロを楽しむことができる。
古いカメラの物理フィルターとも相性が良い。写真はHasselbladのSofter IIIフィルターを使っているが、ストロボの光質とフィルターがレトロな仕上がりにしてくれている。
他にも以前紹介したHassyPBを使えば古いHasselbladの描写を直接インスタントフィルムにのせることができるなど、可能性は無限大だ。
クリップオンストロボの使い方を再提示する画期的製品
Lux Seniorは使われなくなってきているクリップオンストロボに新たな使い方を提示する画期的製品だ。
そのコンセプトの面白さはさることながら、実用においてもかなり使い所が多いのが良い。このクオリティなら次世代機も開発されるだろうが、そのタイミングで1点だけ改良してほしいところがある。
Lux Seniorはかなりコンパクトになるものの、装着したままだと直立してしまう。これが結構使いづらい。シューと本体を繋ぐ場所にボタンを配置し、押しながら角度を変えられるようになればレンズと並行に寝かせられるので移動中にかさばらず、便利だ。
カバンに入れる時もそのままだと入れづらかったので、この点はぜひ改善してほしい。とはいえ、価格も1万円台(円安になる前は1万6000円くらいだった)なところも含め、コスパが非常に高い製品だ。
かなりの頻度スナップで使えるので、個人的にはこの価格がかなり安く感じた。自分の写真表現の引き出しの一つとして持っていて損はない製品だろう。ROSETTA・木村ヒデノリ)
■Profile
木村ヒデノリ
ROSETTA株式会社CEO/Tech Director、スマートホームブランドbentoを展開。
普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。
提供元・BCN+R
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